京都を舞台にしたシニカルコメディ『ぶぶ漬けどうどす』予告映像解禁

映画『ぶぶ漬けどうどす』(6月6日公開)の予告映像とメインビジュアルが解禁された。

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本作の舞台となるのは、歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディが誕生。

東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライター・澁澤まどかを演じるのは深川麻衣。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環には室井滋。さらに、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、松尾貴史、豊原功補らが集結した。

監督を務めるのは、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『白鍵と黒鍵の間に』(23)などの冨永昌敬。『his』(20)、『そばかす』(22)の脚本家・アサダアツシが構想7年を費やした完全オリジナル作品だ。なお、「ぶぶ漬け」とはお茶漬けのことで、タイトルの「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠して、遠回しに言う言葉。

京都で450年続く老舗扇子店の長男と結婚したフリーライターのまどか(深川麻衣)は、夫の真理央(大友律)の実家を訪れる。マンガ家の安西(小野寺ずる)と組んで、老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと取材を始めるまどかに対し、十三代目となる真理央の父・達雄(松尾貴史)や女将である母の環(室井滋)も、快く協力してくれる。

今回解禁された予告映像の前半は、憧れを抱き京都へやってきたまどかが、老舗の女将たちに取材を進めながら、必死に街に溶け込もうと奔走する姿が映し出される。ところが、後半では一転、まどかのとある言動がきっかけで、「遠慮せんとなんでも聞いてな」と取材に協力的だった女将たちを怒らせてしまい、さらに環から「神様が住んでいる」と教えられた道端の鳥居が、実は立ちション禁止を表すものだったなど、京都人の“言葉”に惑わされていく様子がシュールに描かれる。果たしてまどかは、深い深い“京都沼”から抜け出すことはできるのか。

あわせて解禁されたメインビジュアルは、扇子で口元を隠したまどかを筆頭に、豪華キャストが勢ぞろいした花札風の京都らしい一枚に。それぞれが本音を隠しているような、意味深な表情を浮かべている。

ストーリー
京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどかは、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。しかし、「本音と建前」の文化を知らず、女将さんたちを怒らせてしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努力するが、事態は街中を巻き込んで思わぬ方向に――。

『ぶぶ漬けどうどす』
出演:深川麻衣 小野寺ずる 片岡礼子 大友律 / 若葉竜也 山下知子 森レイ子 幸野紘子 守屋えみ 尾本貴史 遠藤隆太 松尾貴史 豊原功補 室井滋
監督:冨永昌敬
企画・脚本:アサダアツシ
音楽:高良久美子 芳垣安洋
製作幹事:メ~テレ/東京テアトル
制作プロダクション:さざなみ
制作・配給:東京テアトル
(C)2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

公式サイト:bubuduke.jp

6月6日(金)テアトル新宿ほか公開

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