本日4月4日に公開を迎えた映画『終わりの鳥』より、“死”を告げる鳥<デス>がICE CUBEの名曲「It Was a Good Day」を歌う姿を収めた本編映像が解禁となった。

地球を周回して生きものの“終わり”を告げる鳥<デス>と、その鳥と寄り添う病を抱える少女。かたや一心不乱に鳥と闘う少女の母親。世にも奇妙な<デス>と突如対峙することによって、母娘ふたりは間もなく訪れるであろう別れを次第に受け止めてゆく。
A24のもと、長編監督デビューを飾ったのはクロアチア出身のダイナ・O・プスィッチ。タバコをくゆらせ、ラップのリズムを刻むチャーミングなキャラクターを造形する一方で、“死”という観念を奇想天外に視覚化、その苦悩にも触れるなど奥行きのあるストーリーに仕立てた。
繊細でウィットに富んだチューズデー役には、『恋人はアンバー』のローラ・ペティクルー。シリアスとコミカルを横断する絶妙なバランスで母親・ゾラを演じたのは、エミー賞常連の人気TVシリーズ「VEEP/ヴィープ」で知られる、コメディエンヌのジュリア・ルイス=ドレイファス。

今回解禁されたのは、喋って歌って変幻自在な一羽の鳥<デス>が歌って踊る軽妙な姿を収めた本編映像。<デス>には、死を迎える者たちの声が常に響いており、その声に導かれるようにチューズデーの元にもやって来た。しかし、ひどく汚れ、心身ともに疲れ果てていた<デス>をチューズデーはお風呂に入れてあげ、優しく迎え入れる。そして、母親が帰宅するまで待ってもらうため、「私を殺す前に、この曲を聴いて。気に入ると思う」とICE CUBEの「It Was a Good Day」を聞かせようとする。
チューズデーは、「歌の主人公はたぶん…悲惨で苦しい人生を送っている誰か。その人にとって“いい日”っていうのは…」と曲について説明をすると、<デス>がリズムに合わせて彼女の元に近付いてくる。そして、「“良い日”とは悲惨な出来事のない日」と歌い始め、気持ち良さそうにリズムに乗って踊り出し――。
チューズデーにこの曲を知っているかと尋ねられた<デス>は、「Classic」(原文)と答えている。ちなみに「It Was a Good Day」は1993年にリリースされており、本作のエンディングテーマとしても使用されている。
本編の中でもひときわチャーミングな<デス>の姿が見られ、ダイナ・O・プスィッチ監督もお気に入りのシーンのひとつに挙げている。プスィッチ監督は、ICE CUBEの「It Was a Good Day」を選曲した理由を、「どのような環境や状況で過ごしていても、何も起こらない日はあるはずです。そんな平和な一日に感謝したくなるようなことが、チューズデーやゾラ、<デス>にだってあると考えていく中で、自分が描こうとしている物語にこの楽曲がとてもマッチしているんじゃないかと思い、セレクトしました」と明かし、ICE CUBEが本作を観たかは分からないそうだが、「もし観てくれていたら嬉しい…」と期待を膨らませる。
ストーリー
余命わずかな15歳のチューズデーの前に喋って歌って変幻自在な一羽の鳥が舞い降りた。地球を周回して生きものの“終わり”を告げる、その名も<デス(DEATH)>。チューズデーはそんな彼をジョークで笑わせ、留守の母親ゾラが帰宅するまで自身の最期を引き延ばすことに成功する。やがて家に戻ったゾラは、鳥の存在に畏れおののき、愛する娘の身から<デス>を全力で遠ざけるべく、暴挙に出るが……。
『終わりの鳥』
出演:ジュリア・ルイス=ドレイファス、ローラ・ペティクルー
監督・脚本:ダイナ・O・プスィッチ(初長編監督作品)
原題:TUESDAY/2024年/英=米/110分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:佐藤恵子
映倫区分:G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)DEATH ON A TUESDAYLLC/THE BRITISH FILM INSTITUTE/BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2024
公式サイト:happinet-phantom.com/tuesday
4月4日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
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