映画『プロフェッショナル』(公開中)より、主演のリーアム・ニーソンらキャストとスタッフが撮影の裏側や本作の見所を明かすスペシャル映像と、TVスポット映像が公開された。

『マークスマン』監督×『アメリカン・スナイパー』製作陣が集結した本作は、伝説の殺し屋が正義のために爆弾テロリストの壊滅に挑むハードボイルド・アクション。
リーアム・ニーソン自身の故郷である北アイルランドを舞台に、暗殺請負の仕事に長年従事していた男が引退し、別の人生を歩もうとした矢先、IRAのテロ集団と対決する。ハードな修羅場を幾度も潜り抜けてきた過去を持つ主人公が、その優しさゆえ、疲弊した心身を奮い立たせながら、最後の戦いに立ち向かっていく。また、1970年代当時の北アイルランド紛争という混沌とした政治・社会状況をリアルに反映した本作は、フィクションの醍醐味を存分に打ち出しつつ、あり得たかもしれない現実味も映し出している。
敵対する過激派グループのリーダーの女性デラン役には、『イニシェリン島の精霊』(22)などのケリー・コンドン。主人公フィンバーをサポートする若手の殺し屋ケビン役には、HBOのドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(11~19)のジョフリー・バラシオン役で知られるジャック・グリーソン。さらに「ゲーム・オブ・スローンズ」でマンス・レイダー役を演じたキリアン・ハインズなど、アイルランド出身の実力派を中心にそろえた充実のキャスト陣の姿にも注目だ。

今回解禁となったスペシャル映像は、アイルランド北部の壮麗な風景や、銃弾を装填する場面、手に付いた血を洗うシーンで始まる。「1974年のアイルランドのドニゴール地方を舞台にした物語だ。私はフィンバーという男を演じた」と、リーアム・ニーソンが登場。
フィンバーと仲の良い警官ビンセントを演じた名優キアラン・ハインズは「周囲の人から見た彼は物静かで控えめな読書家だ。だが真の姿は依頼を受けて人を殺す暗殺者だ」と説明する。

IRAのメンバーで本作でフィンバーと相対するデラン・マッキャンを演じたのは、長年クリント・イーストウッドと組んできた監督のロバート・ロレンツたっての希望で『イニシェリン島の精霊』での好演も印象的なケリー・コンドン。「デランの抱える怒りの側面がとても魅力的に思えた」と出演を決め、監督も「物語は2人の直接対決に向かって展開していく」と物語の軸を明かす。
「西部劇風の脚本が気に入って出演を決めた」というリーアム・ニーソン。脚本のマーク・M・マクナリーも「昔ながらの西部劇が好きだ。広大な景色にアウトローな雰囲気。銃を置くことができない男の物語を書くことにした」と説明する。

「小さな村に暮らすフィンバーの良き友であるビンセント。彼を演じるのは、私の友人であるキアランだ」と、リーアム。キアランも「2人は気の置けない友人同士だ。だがフィンバーは二重生活を送っている」と続ける。製作陣も「実際の2人の友情がスクリーンにも表れている」と口にする。
監督との撮影も「気負わずに仕事ができた。スムーズだった」とリーアム。ロケ地となったアイルランド西岸について監督は「雄大で美しい場所だよ。切り立つ岸壁に打ち寄せる波、その美を映像に捉えたかった」と話すように、本作は美しい風景も大きな見どころであり、また物語の重要な要素にもなっている。
「悪事をもって善を成そうとするフィンバーに見る人は心を動かされると思う」「“聖者にも過去があり罪人にも未来がある”それが本作のメッセージだ」という制作陣の言葉を、リーアム・ニーソンが渋い演技とキレのある痛快なアクションでスクリーンに焼き付けた。
併せてスポット映像「女に手を出す奴は俺が許さねぇ!」篇も解禁。「リーアム・ニーソン砲炸裂!女に手を出す奴は、俺が許さねぇ!」とフィンバーの流儀が込められた映像で、最後は大爆破で締めくくられている。
『プロフェッショナル』
出演:リーアム・ニーソン、ケリー・コンドン、ジャック・グリーソン、キアラン・ハインズ、デズモンド・イーストウッド、コルム・ミーニイ
監督:ロバート・ロレンツ フィリップ・リー
製作:フィリップ・リー
撮影:トム・スターン
2025|アイルランド|106分|シネマスコープ|5.1ch|英題:In The Land of Saints and Sinners|字幕翻訳:西澤志保|映倫:G
配給:AMGエンタテインメント
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公式サイト:https://professional-movie.jp
公式X:https://x.com/Liam_pro_movie
4/11(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開