TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊) が『461個のおべんとう』として映画化され、2020 年秋に全国公開となる。
渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)は、高校生の息子のために毎日お弁当を作り続け、その記録をSNSで発信してきた。お弁当のクオリティの高さもさることながら、親と子の交流が温かく描かれた笑いあり涙ありのエピソードが話題となり、書籍化された。
「料理本で泣いたのは初めて」「温かい父子関係に憧れる」「家族の意味を考えさせてくれる特別なお弁当エッセー」など大きな反響を呼んだこのエッセイが、遂に映画化される。
ミュージシャンでありながら毎日息子のためにお弁当を作る主人公・鈴本一樹役にV6の井ノ原快彦を配し、一樹の息子・虹輝役には、テレビドラマ「母になる」(2017/NTV)の柏崎広役で一躍話題となり、今や関西ジャニーズJr.で人気沸騰中のユニット「なにわ男子」に所属の道枝駿佑を抜擢。
メガホンを取るのは、 『キセキ -あの日のソビト-』(2017)、『泣くな赤鬼』(2019) など心温まる話題作を撮り続ける兼重淳。また、原作者の渡辺俊美が自ら音楽も手掛ける。
撮影は、10月1日にクランクインし、現在撮影中。 3年間お弁当を休まず作り続けることを約束した親子の成長と絆を描く、実話を基にした感動の物語に是非ご期待いただきたい。
■井ノ原快彦 コメント
高校生の息子を育てる父親を演じます。息子役の道枝くんとは、撮影中は毎日2人でお弁当を食べたり、撮影がないときでも他愛のないメールをして仲良くしてもらっています。本当に息子でもおかしくない歳の差ですが、2人で話しているときは楽しくて、僕の知らないゲームや音楽を教えてくれたり、なんだか新しい友達が出来たような気持ちです。
この作品はお弁当を作るシーンも多いので自宅で料理の勉強をしています。特に、卵焼きは1日3個は作るようにしています。お弁当といえば、学生時代に母が作ってくれたお弁当を思いだします。ある日開けてみたらうさぎ型のリンゴが入っていました。思春期の僕にはそれがなんだか恥ずかしくて、隠しながら素早く食べたことがありました。誰も僕のことなんか気にしていないのに、必死にうさぎのリンゴを隠している自分。今考えると愛おしい思い出です。
撮影はスタッフ、出演者一同和気あいあいと順調に進めています。お弁当、音楽、青春と恋愛、そして親子の物語です。来年の公開をお楽しみに!
■道枝駿佑 (なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.) コメント
クランクインする1ヶ月くらい前までは、不安な気持ちでしたが、メインの役どころで映画に出演するのが初めてだったので、楽しみもありつつ不安もありつつといった両方の感情が一気に押し寄せています。原作を読んで、(自身が演じる)虹輝の様々なシーンでの表情や、親子の掛け合い、普段の私生活の掛け合いをシミュレーションしていました。普段は歌って踊っているので、やはりお芝居とは違いを感じます。歌はリズムに乗せて、ダンスは曲に合わせて身体を動かしますが、お芝居は役になりきって「この役だったらどうするか」という動きを探りながら、研究しながら一つの作品を作り上げていくことだと僕は思っているので、そこはすごい違うところかなと思います。
今回この役を頂いて、井ノ原さんの方から連絡をくださった時に「親子だから、敬語じゃなくてタメ口でいいよ。怒らないから大丈夫だよ。」と言ってくださったので、敬語を使わずにお話しています。ちょっと気を遣うところもありますし、探り探りなところもありますが・・・。僕がスタッフさんにお芝居を確認したい時、井ノ原さんは(自分の演技とは)関係ないのに、いつも段取りに付き合って下さったり、いつも笑顔ですごい優しい方だなという印象です。
今作のキーアイテムのお弁当の思い出ですが、小学生の時は給食で、お弁当は遠足の時や修学旅行の時しかなかったのですが、何故かお弁当箱がすごく小さく、手のひらより一回りくらい大きいサイズでした。そして何故か毎回白ご飯ではなくておにぎりが3つくらい詰められていたので、白ご飯にして欲しいなとは思っていました(笑)。でも親には言えなかったんですけど。
この映画は、親子の絆を描いたほっこりする物語なので、是非皆さん期待していて下さい。宜しくお願いします。
■兼重 淳監督 コメント
近すぎると見えないもの、
愛情ってそんなものだと思う。
私自身、高校を卒業し上京してやっと親のありがたみを実感した。
愛情ってそんなものじゃないかな。
渡辺俊美さんが書かれたエッセイ集「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」を映像化させてもらえる事になった。
『親子の愛』『友情』『音楽』『恋愛』『料理』のお話。
親子の約束「おべんとう」は、親父から息子へ向けた形を変えたラブレターだ。 その恋文をキレイにたいらげて返す息子。
そんな親子の3年間の文通の物語。
「この脚本良いよね。だって誰も傷つけてないでしょ。僕の書いた本をどういう風に脚色して頂いても良いですけど、誰も傷つかないお話にしてくださいね」と渡辺俊美さんに言われた。嬉しかった。
なんにも事件は起きない。ただただこの親子の日常を描こう。
クランクインして3週間経った。
今まで見たこともない井ノ原快彦さんのナチュラルなお芝居、今でしか撮れない道枝駿佑さんの透明感を収められている。
手応え充分だ。
でも…
井ノ原さんは「イノッチって呼んでくださいよ」と言ってくれるが、未だに「井ノ原さん」だ。道枝さんは「ミッチー」と呼べるようになった。
アップまでに井ノ原さんを「イノッチ」と呼べたら良いな。
■渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET) コメント
去年ぐらいに映画化のお話が来まして、即答で「いいですよ」と答えました。それからだいぶ時間が経ちましたが、監督やスタッフの方と話したり、息子にインタビューしていただいたりして、とても素晴らしい脚本が出来ました。映画を観に来る人は、全員家族がいると思うんです。で、家族の接し方が、友達とか他人とか色んな社会よりもシンプルだけど複雑なようで、一番難しいと僕は感じてるんですよね。でもこの映画を観て「あぁ家族っていいな」とか「親子っていいな」とかいうものを感じ取っていただいて、「ありがとう」 という言葉が出たりすると、とても嬉しいです。
ストーリー
長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原快彦)。 父を選んでくれた息子・虹輝(道枝駿佑)が15歳と多感な時期を迎えていただけに、一樹は虹輝に対する罪悪感に苛まれていた。そんな時、重なるようにして虹輝が高校受験に失敗したという悪い知らせが届く。 これまで自由に生きてきた一樹は、虹輝に対し“学校だけがすべてではない。自由に好きなように育ってくれたらそれでいい”と思っていた。 しかし、虹輝の出した答えは「高校へ行きたい」だった。 そして翌年の春、見事に高校に合格。 ここで一樹はある質問をした。 「学校の昼食なんだけど虹輝はどっちがいいの? お金渡して自分で買うのと、父さんが作るお弁当」 「父さんのお弁当がいい」 この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束”が生まれたのだった。 慌ただしい毎日の中、お弁当を通して交錯する父と息子の想い。 ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も…、一樹の怒涛のお弁当作りが始まる――。
作品タイトル:『461個のおべんとう』
出演:井ノ原快彦 道枝駿佑(なにわ男子/ 関西ジャニーズJr.)
監督:兼重 淳(『キセキ -あの日のソビト-』)
原作: 渡辺俊美( TOKYO No.1 SOUL SET )「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)
脚本:清水 匡 兼重 淳
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
製作幹事:ハピネット
配給:東映
公式サイト:461obento.jp
コピーライト:(C)2020「461個のおべんとう」製作委員会
2020年秋全国公開