黒木華が主演を務め、『彼女が好きなものは』(21)などで知られる草野翔吾がメガホンをとる映画『アイミタガイ』(11月1日(金)公開)より、特報映像が解禁された。
原作は、2014年に斎藤緑雨文化賞長編小説賞を受賞した中條ていによる小説「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)。良き理解者として側にいてくれた親友が、突然事故で亡くなった―。ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、返事が来ないと分かっていても親友にメッセージを送り続けていた。
この度解禁となったのは、梓と親友の叶海(藤間爽子)を軸に、一期一会の連鎖で出会いが繋がっていく、登場人物たちの特報映像。「梓がこの先さ、迷ったり悩んだりした時は言ってね」と梓に寄り添う叶海のセリフと共に映される、親友同士の二人の様子と、笑顔の二人の2ショット写真が設定されたスマホのロック画面、そして叶海との突然の別れが切り取られている。
叶海を失ってから立ち止まってしまった梓に訪れる、あたたかなふれあいを描いた本作。「いい友達を持ったよね」と微笑む梓の恋人・澄人(中村蒼)の姿や、梓と同じように立ち止まってしまった叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)、梓がピアノ演奏を頼むことになる、こみち(草笛光子)の姿が次々に映る。
そして、梓の祖母(風吹ジュン)が“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける。最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓のもとに届いた想いとは―。誰かを想った優しい「秘密」の糸がほどけるとき、幸せの歯車が動き出す。
ストーリー
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と二人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
『アイミタガイ』
出演:黒木華
中村蒼 藤間爽子
安藤玉恵 近藤華 白鳥玉季 吉岡睦雄 / 松本利夫(EXILE) 升毅 / 西田尚美 田口トモロヲ
風吹ジュン/草笛光子
原作:中條てい「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)
監督:草野翔吾
脚本:市井昌秀 佐々部清 草野翔吾
音楽:富貴晴美
製作:「アイミタガイ」製作委員会(U-NEXT/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/TCエンタテイメント/BS-TBS/ダブ/中日新聞社/ダイバーシティメディア)
製作幹事:U-NEXT
製作プロダクション:ダブ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:ショウゲート
(C) 2024「アイミタガイ」製作委員会
公式サイト:aimitagai.jp
公式X:@aimitagai_movie
2024年11月1日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー