江口のりこが主演を務める映画『愛に乱暴』の残暑お見舞いカードが到着。あわせてメイキング予告が公開された。
夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。平穏だったはずの日常は少しずつ乱れ始め、やがて追い詰められた桃子は、いつしか床下への異常な執着を募らせていく…。
本作は、人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭く炙り出してきた吉田修一の同名小説を、江口のりこ主演で森ガキ侑大監督が映画化したヒューマンサスペンス。共演には小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみから個性豊かな俳優陣が名を連ねる。
映画が撮影されたのは2023年8月。“命に関わる危険な暑さ”という注意喚起が日々呼びかけられる酷暑の中、この暑さがもたらした狂気が本作の重要なエッセンスとして本編を彩っている。
残暑見舞いカードで、生い茂る緑の中で夏らしい黄色のワンピースを着てチェーンソーを抱きしめ、何かに心を馳せる表情を浮かべるのは、主人公桃子に扮する江口のりこ。そして共に公開されたのは、まさに昨年の今頃、灼熱の太陽の下で敢行された映画撮影中のキャストとスタッフたちの笑顔の舞台裏を集めたメイキング予告動画だ。
江口のりこ扮する桃子からの、残暑お見舞いのボイスメッセージから幕を開ける本映像は、一丸となって暑さに負けない笑顔で乗り切った撮影時の様子と、次々とフィルム番号を記すカチンコを順番にリレーしていく森ガキ組のキャスト&スタッフたちのシーンで構成されている。
本編とは違ったリラックスした笑顔を見せる江口のりこ、風吹ジュンや馬場ふみか、斉藤陽一郎らキャスト陣の様子も交え、原作者吉田修一、森ガキ監督の熱いコメントが載せられている。
森ガキ監督は猛暑での撮影について「浅野忠信さんの記事の中で相米慎二監督の夏の現場についてふれていて、『真夏の暑さのおかげでいいものが撮れる』といった発言を読みました。桃子だけでなく照子や真守も含め、人間のおかしさみたいなものが、この暑さのおかげで出てきた気がします」と振り返っている。
ストーリー
夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、義母から受ける微量のストレスや夫の無関心を振り払うように、センスのある装い、手の込んだ献立などいわゆる「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、失踪した愛猫、度々表示される不気味な不倫アカウント…。平穏だったはずの日常は少しずつ乱れ始め、やがて追い詰められた桃子は、いつしか床下への異常な執着を募らせていく…。
『愛に乱暴』
出演:江口のりこ 小泉孝太郎 馬場ふみか 水間ロン 青木柚 斉藤陽一郎 梅沢昌代 西本竜樹 堀井新太 岩瀬亮 / 風吹ジュン
原作:吉田修一『愛に乱暴』(新潮文庫刊)
監督・脚本:森ガキ侑大
脚本:山﨑佐保子/鈴木史子
音楽:岩代太郎
製作幹事:東京テアトル/読売テレビ
制作プロダクション:ドラゴンロケット
配給:東京テアトル
(C)2013 吉田修一/新潮社 (C)2024「愛に乱暴」製作委員会
公式サイト:www.ainiranbou.com
公式X:@ainiranbou
8月30日(金)全国ロードショー