主演の土屋太鳳が3度出演を断ったというエピソードでも話題の映画『哀愁しんでれら』（公開中）。本作は「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」でグランプリを受賞したオリジナル脚本。タイトルの通り童話「シンデレラ」を下敷きに、シンデレラと王子が結婚した“その先”を描く。
2人が幸せになった後の衝撃的な展開に、ネット上でも「心臓えぐられた」「重い後味に襲われる」「韓国映画を観てるような面白さ」「かなり引きずるので安易に勧められない」などの感想が溢れる本作。一体、シンデレラストーリーの“その先”に何が待っているのか―。今回、そんな本作のシンデレラこと小春と王子様・大悟の結婚生活から本編映像が一部解禁された。
小春が毎日ヒカリへ愛情を込めて作っているお弁当。いつも残さずキレイに返ってくるが、ある日小春の中で「果たしてヒカリは“本当に食べているのか”？」という疑問が生じる。
そこで小春は画策する。いつものようにおにぎりを握っていると思いきや、小春の手の中にあったのは最高級の梅干ではなく5円玉。それを炊き立ての美味しそうなごはんの中に隠し味として入れ、続いて冷蔵庫に貼っていたライオンのマグネットにも手を伸ばす…。
本当に食べているのなら必ず具材の異変に気が付くはずだが、何事もなかったかのように空のお弁当が返ってきた。学校から帰ってきたヒカリに、「お弁当、美味しかった？」と確認をする小春。「美味しかったよ」と平然と言い放つヒカリに対し、美しく長い黒髪をむしり、小春は怒りに震える…。
一見幸せそうな家庭に見えるが、もうすでに何かが壊れてしまっている本シーン。これ以降の展開、ぜひ劇場で。
