没後400年以上を経て、今もなお愛され続ける幾多の名作を世に送り出した英国の偉大な文豪、ウィリアム・シェイクスピア(1564年-1616年)。
『ヘンリー八世』上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後に断筆したシェイクスピアの、知られざる最期の日々を描いた「ALL IS TRUE」の邦題が、『シェイクスピアの庭』に決定し、2020年3月6日(金)より全国順次公開が決定した。
監督・主演を務めるのは、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん、『ヘンリー五世』(89)、『から騒ぎ』(93)、『ハムレット』(96)など監督・主演として映画でもシェイクスピア作品と深く関わってきたケネス・ブラナー。
「才能に溢れたシェイクスピアは、なぜ49歳の若さで引退したのか?」というブラナーの抱いた疑問から生まれた本作は、断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした人生最期の3年間にスポットをあて、知られざる<人間シェイクスピア>を描きだした心揺さぶる感動作となった。
『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞(R)助演女優賞に輝き、2016年ローレンス・オリヴィエ賞で史上最多8度目の受賞を果たした大女優ジュディ・デンチがシェイクスピアの妻アンを、映画・演劇・TVドラマなどでゴールデングローブ賞(R)やトニー賞など60以上の受賞歴をもつ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの名優イアン・マッケランがシェイクスピアの『ソネット集』の“美青年”のモデル、サウサンプトン伯爵に扮し、デイムとサーの称号を持つ英国演劇界のレジェンド二人が圧倒的存在感で脇を固めている。
また、『ある公爵夫人の生涯』(09)で米アカデミー賞(R)を獲得したマイケル・オコナーが衣装を手掛け、『ハムレット』『いつか晴れた日に』(95)で米アカデミー賞(R)候補となったパトリック・ドイルが音楽を担当するなど、キャスト・スタッフともに名だたる才能が集結し、「シェイクスピアの晩年を描く初めての映画」というケネス・ブラナーの“悲願のプロジェクト”を完成させた。
作品タイトル:『シェイクスピアの庭』
出演:ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、イアン・マッケラン、キャスリン・ワイルダー、リディア・ウィルソン
監督:ケネス・ブラナー
脚本:ベン・エルトン
2018年/イギリス/英語/101分/シネスコ/原題:All Is True
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3/6(金)より全国順次公開