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1972年に教会で行われた「ソウルの女王」アレサ・フランクリンによる幻のコンサート・フィルムが49年の時を経てついに日本公開を迎え、『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』として、5月28日(金)公開となる。
2018年8月16日、惜しくもこの世をさってしまった「ソウルの女王」アレサ・フランクリン。1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今もなお輝き続けている。
コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラム)らに加え、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである”ゴスペル”を感動的に歌い上げた今や伝説となっているこのライブは、実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。
当時監督を務めたのは、映画『愛と哀しみの果て』で知られアカデミー賞を受賞しているシドニー・ポラック。アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。しかしいま、長年の月日が経てテクノロジーの発展も後押しし、遂に映画が完成した。
なお、撮影から約50年という月日を経て本作の映画化を実現させたプロデューサー アラン・エリオットのインタビューは以下の通り。
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アラン・エリオット オフィシャルインタビュー
Q:ワーナーブラザーズから映画を買収するプロセスはどうでしたか?
簡単だったよ!シドニー・ポラックと私は、ずっとこの映画について話し合っていたんだが、残念なことに病気になってしまってね。
ある日、シドニーが私に電話をしてきて、この映画を完成させたいと言ってきたんだ。ワーナーブラザーズにも同じことを伝えたと言っていた。私のエージェントのアリ・エマニュエルが、ワーナーブラザーズと交渉した後、企画が再び動き出したんだ。
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Q:この映画には、いつから取り組んでいたんですか?
1990年からだ。
Q:この映画を作る過程で最も大変だったことは?
映像と音声が1972年に収録されたんだが、シンクロナイゼーションが無かったんだ。
Q:この映画を買収する前から、この問題を把握していたのでしょうか?
いいや!知らなかった!
Q:最終的に、どのように音声を修正したのでしょう?
デラックス・エンターテイメントのデジタル技術を使った。それに、私の素晴らしい友人、グレイ・エインズワースとベバリー・ウッドが音声を修正してくれたんだ。
Q:映画から削除したシーンはありましたか?削除した理由は?
あるよ。もともと全部で3時間半あった。最初の試写会に、前立腺がんを患う友人が立ちってってくれた……
それが、編集作業に影響した(とにかく早く済ませなければならなかった!)
Q:もとの撮影に参加した人で、編集作業に協力した人はいますか?
コーラスのメンバー大勢と、アレキサンダー・ハミルトンが試写会とかに来てくれた。彼らが試写会に来てくれたことが、編集過程に大きく影響した。
Q:アルバム「アメイジング・グレイス」の中で個人的に一番好きな曲は?「God Will Take Care of You」かな。でも、どうしても映画の中に入れる場所がなくて、カットせざるを得なかった!
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音楽映画史に燦然として輝く名作として語り継がれること間違い無しの映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は5月28日(金)より公開。
作品タイトル:『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』
出演:アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、ケニー・ルーパー(オルガン)、パンチョ・モラレス(パーカッション)、バーナード・パーディー(ドラム)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)他
撮影:シドニー・ポラック『愛と哀しみの果て』
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
原題:Amazing Grace/2018/アメリカ/英語/カラー/90分/字幕翻訳:風間綾平
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/amazing-grace/
コピーライト:2018(C)Amazing Grace Movie LLC
5月28日(金)Bunkamuraル・シネマ他全国公開
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