映画『アネット』のレオス・カラックス監督全作品とその人生を解き明かす書籍が3月末に発売!濱口竜介監督のコメントも到着

(c)Photo Mari SHIMMURA

2021年、第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞。本作の製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、レオス・カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』が4月1日(金)より公開される。

この度、書籍「レオス・カラックス 映画を彷徨う人」(フィルムアート社)の発売が2022年3月末に決定した。

1980年代フランス映画に彗星のように現れた、恐るべき子供(アンファン・テリブル)の軌跡をいまふたたび見つめなおす、カラックス監督を愛してやまない濱口竜介監督ほか全監督作品評論、諸テーマをめぐる論考や対談とともに、レオス・カラックス監督はもちろん、関係者へのオリジナル・インタビューが凝縮されている。

発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。その全作品とその人生を解き明かす書籍となっている。

濱口竜介監督 コメント
「レオス・カラックスは、自分を映画館で映画を見ることへと導いてくれた監督の一人だ。そんな監督の現在地を示そうとしている本書に含まれる原稿の依頼を受けたことは光栄なのだが、実のところ書きようがなく悩んでいる。わかっていたが、何とも言葉にしがたい。「血が滲むような想い」という言葉では足らない一念でつくられた作品に見合う言葉を見つけるためと思えば、これぐらいの苦しみは当たり前なのだろうが、逃げ出したくもなる。本書ではカラックス本人や苦楽を共にしたスタッフ・キャストの言葉を読めると聞いた。その本の出版を遅らせるわけにはいかない、という思いだけが自分を原稿に向かわせている。読者に、この本を届けなくてはいけない。その読者とは、誰よりも自分のことだ。」

目次

「レオス・カラックス 映画を彷徨うひと」書籍情報

▼インタビュー掲載(予定)
レオス・カラックス、ネリー・ケティエ(編集技師)、エルワン・ケルザネ(録音)、ドゥニ・ラヴァン(俳優)、ほか
*取材・構成=佐藤久理子、澁谷悠

▼執筆者(予定)
青山真治、赤坂太輔、入江哲朗、大九明子、木下千花、五所純子、須藤健太郎、角井誠、西嶋憲生、蓮實重彦、濱口竜介、樋口泰人、廣瀬純、藤井仁子、堀潤之、町山広美、三浦哲哉、宮代大嗣、ほか

フィルムアート社編集部=編|A5判|300頁(予定)|予価:3,200円+税
2022年3月末発売
フィルムアート社公式サイト:http://filmart.co.jp/books/movie/filmmaker/leos_carax/

作品タイトル:『アネット』
出演:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス
歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
上映時間:140分
配給:ユーロスペース

公式サイト:annette-film.com
公式Twitter:@annette_movie
コピーライト:(C) 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano

2022年4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー!

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