ミケランジェロ、モネ、ゴッホ・・・
誰もが知る世界的な芸術家が、どのようにあの傑作を生み出したのか・・・
“ただ鑑賞する美術”から、“芸術家の人生を感じる美術”へと、美術の楽しみ方に新しい要素を加えた「アート・オン・スクリーン」シリーズは、芸術の本場ヨーロッパの映画館では興行的に大成功を収め、内容についても普段美術館で働いている学芸員をもってしても「初めて気づいたことがあった」と高い評価を得ている。
その貴重な映画館上映企画シリーズが、世界の国々の中でも美術を愛する人が多い日本についに上陸する。
2018年ラインナップには、芸術家の中でも人気、知名度でNo.1 と言っても過言ではない3人、ミケランジェロ、モネ、ゴッホに迫る作品がそろった。今年は6/19から国立西洋美術館にて『ミケランジェロと理想の身体』と表し、世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうち2点が初来日する展覧会が開催されるほか、日本で最も人気がある画家モネの展覧会『モネそれからの100年』が7/14から横浜美術館にて開催される。
今年も話題が多い人気芸術家について、美術館で彼らの作品を楽しみながら、映画館では彼らの心理や人間性、そして作品の誕生秘話について知識を深める最高の機会になること間違い無し。美術鑑賞が趣味な人はもちろん、ちょっとハードルが高くて足を踏み込めていなかったという人にもオススメだ。ぜひ映画館でお楽しみ頂きたい。
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)『ひまわり』1889年 アルル(C)ファン・ゴッホ美術館
2018年ラインナップ 3作品概要
『ミケランジェロ:愛と死』 (Michelangelo: Love and Death)
監督:デイビッド・ビッカースタッフ
制作年:2017年/約90分
ヨーロッパ各地の製図室から、バチカン、ローマ、フィレンツェの美しい教会、美術館を巡り、ミケランジェロの波乱の人生を追体験できる、ルネサンスの巨匠に捧げる作品。
ミケランジェロ本人の言葉や専門家の解説により、ミケランジェロが残した傑作を通じて彼の謎めいた人生に迫る.
『私は、クロード・モネ』(I, Claude Monet)
監督:フィル・グラブスキー
制作年:2017年/約90分
世界でもっとも人気がある芸術家であることは疑う余地がないモネ。彼が残した2500 通を超える手紙や彼自身の言葉を通して、今まで知られていないかったモネの一面に迫る。モネは印象派を生み出す傑作を描いた画家であると同時に、19世紀~20世紀初頭の画家たちにもっとも影響を与えた画家の一人だ。本作は西洋美術史上最も愛されたモネが活躍した時代の背景を、象徴的に新鮮かつ繊細に描き出す.
『フィセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点』(Vincent van Gogh: A New Way Of Seeing)
監督:デイビッド・ビッカースタッフ
制作年:2015年/約90分
長い間おそらく他のどのアーティストよりも、ゴッホの人生は人々のイマジネーションを深く刺激し続けてきた。ゴッホの悩ましくも輝ける人生を深く掘り下げ、彼の人生を一緒に味わえる本作では、ゴッホ美術館のキュレーターの独占インタビューも盛り込み、今までにないゴッホの世界を紹介している。
公開情報
メイン上映館:東劇
①6月23日~7月13日 「ミケランジェロ 愛と死」
②7月14日~8月3日 「私は、クロード・モネ」
③10月6日~10月26日 「フィンセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点」
ミッドランドスクエアシネマおよびなんばパークスシネマ
①6月23日~7月6日 「ミケランジェロ 愛と死」
②7月14日~7月27日 「私は、クロード・モネ」
③10月6日~10月19日 「フィンセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点」
神戸国際松竹
①6月30日~7月13日 「ミケランジェロ 愛と死」
②7月14日~7月27日 「私は、クロード・モネ」
③10月6日~10月19日 「フィンセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点」
そのほか、今秋全国のユナイテッドシネマで順次公開
公式サイト:http://artonscreen.jp