『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』カンニング・ビジネスのきっかけを捉えた禁断の試験シーン解禁!9/22(土)順次公開

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

世界16の国と地域で大ヒットとなり、アジア各国では歴代記録を塗り替えるまでの一大ムーブメントとなったクライム・エンタテイメント映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』が、いよいよ9月22日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開となる。公開にむけて期待が高まる中、このたび、主人公リンが、試験中に“禁断のある方法”で友人を助ける試験シーンが本編より解禁された。

2017年5月、タイで公開されるやいなや瞬く間に口コミが広がり、2017年のタイ国内映画、年間興行収入ダントツの第一位に輝いた『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』。近年発展目覚ましいアジア各国で深刻な社会問題となっている受験戦争を背景に、中国で実際に起きた集団不正入試事件をモチーフにした本作は、“カンニング”をスタイリッシュ、かつスリリングに描くことで、第一級のクライム・エンタテイメントに仕立てあげている。
裕福とはいえない父子家庭で育ったが、天才的な頭脳をもつ主人公リンが進学校に特待奨学生として転入を果たし、金持ちだが勉強はできない友人たちに、試験中に答えを教えるという“ビジネス”を始める。しかし、奨学金で大学進学をめざす生真面目な苦学生バンクの登場で状況は一変。アメリカの大学に進学するために世界各国で行われる統一入試“STIC”でのビッグ・プロジェクトを成し遂げようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。

今回解禁となった本編映像では、主人公リンが、転入後はじめて友達になったグレースを助けるために、試験中に解答を教えるシーンが展開。数学の中間テスト開始早々、リンは、有料で行われた補習授業とまったく同じ問題が試験に出題されていることに気が付く。周囲を見わたすと、その補習にでていた生徒たちはニヤニヤ笑いながら問題を解き、教師も当たり前のように振る舞っている。そんな状況の中、グレースは、補習に出ていたにも関わらず解き方が分からないと涙をながす始末。絶望的な彼女の様子をみたリンは、教師に見つからないよう、禁断のある方法で解答を教えようとする…。

ただの試験にもかかわらず、緊迫感ただようサスペンスフルなシーンが展開。有料補習がつまり教師への賄賂であり、好成績を得るために金銭で成り立っている教育システムの腐敗にリンが気づく重要なシーンであると同時に、たった一度、友人を助けるためにしたこの行為が、“カンニング・ビジネス”を始めるキッカケとなってしまう運命の分かれ道となる場面でもある。天才女子高生が、どのような方法を用いて多くの友人たちに解答を教えようとするのか、その後の展開に期待が高まる内容となっている。

長編初監督作『Countdown』が、第86回アカデミー賞外国語映画賞のタイ代表に選ばれ、2作目となる本作のメガヒットで、最も旬な映画監督として一躍時の人となった若き俊英ナタウット・プーンピリヤ監督は、本作の脚本執筆に約1年半をかけており、「元々ハリウッドのスパイ映画やアクション映画が好きで、特に『ミッション:インポッシブル』シリーズをよく見ていたこともあり、この題材を使って、スパイやアクションの要素をもった映画作品を撮りたいと思いました。「カンニング」というテーマは、タイ人やアジアの人々にとってすごく身近な、実際にあり得る題材で、そのテーマにも惹かれました。大げさに描いたわけではなく、タイでは現実にあり得ることなのです。」と話している。アジアをはじめ世界各国を驚かせた、タイ発の青春クライム・エンタテインメント是非劇場でご覧頂きたい。

ストーリー
小学生の頃からずっと成績はオールA、さらに中学時代は首席と天才的な頭脳を持つ女子高生リン。裕福とは言えない父子家庭で育った彼女は、その明晰な頭脳を見込まれ、晴れて進学校に特待奨学生として転入を果たす。新しい学校で最初に友人となったグレースを、リンはテストの最中に“ある方法”で救った。その噂を聞きつけたグレースの彼氏パットは、リンに“ビジネス”をもちかけるのだった。それは、より高度な方法でカンニングを行い、答えと引き換えに代金をもらう――というもの。“リン先生”の元には、瞬く間に学生たちが殺到した。リンが編み出したのは、“ピアノレッスン”方式。指の動きを暗号化して多くの生徒を高得点に導いたリンは、クラスメートから賞賛され、報酬も貯まっていく。しかし、学校が誇るもう一人の天才・生真面目なバンクとの出会いが、波乱の種に…。そのビジネスの集大成として、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一入試「STIC」を舞台に、最後の、最大のトリックを仕掛けようとするリンたちは、バンクを仲間に引き入れようとするが…。

作品タイトル:『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワン、ティーラドン・スパパンピンヨー、タネート・ワラークンヌクロ
監督:ナタウット・プーンピリヤ
脚本:ナタウット・プーンピリヤ、タニーダ・ハンタウィーワッタナー、ワスドーン・ピヤロンナ
撮影:パクラオ・ジランクーンクム
音楽:フアランポン・リディム、ウィチャヤー・ワタナサップ
原題:Chalard Games Goeng/2017年/タイ/タイ語/130分
字幕翻訳:小田代和子
監修:高杉美和
配給:ザジフィルムズ/マクザム

公式サイト:http://maxam.jp/badgenius/
コピーライト:(c) GDH 559 CO., LTD. All rights reserved.

9月22日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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