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『バカ塗りの娘』予告編&ポスタービジュアル解禁!追加キャストに坂東龍汰&宮田俊哉(Kis-My-Ft2) ―9/1(金)全国公開

バカ塗りの娘

第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(髙森美由紀著)堀田真由主演で映画化した『バカ塗りの娘』が9月1日(金)より全国公開、8月25日(金)より青森県先行公開となることが決定し、予告編映像ポスタービジュアルが解禁された。さらに、坂東龍汰宮田俊哉の出演も明らかになった。

海外では「japan」と呼ばれることもある“漆”。世界中から注目を集める漆器は、日本人の暮らしに欠かすことのできない大切な日用品であり、芸術品だ。本作では青森の津軽塗のひとつひとつの工程を丁寧に映し出し、津軽塗職人を目指す娘・美也子と寡黙な父・清史郎が、漆や家族と真摯に向き合う姿を描く。

堀田が演じるのは将来への不安やほのかな恋心に心揺れる等身大の主人公・美也子。そして津軽塗職人の父・清史郎には小林薫。二人は実際に地元の職人から津軽塗の技法を教わり撮影に挑んだ。
メガホンを取るのは、初長編作『くじらのまち』でベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などの映画祭で高い評価を得たのち、西加奈子の小説「まく子」の映画化も手掛けた鶴岡慧子監督

今回解禁されたのは、鮮やかな赤い彩漆が垂らされ、職人の素早い手さばきでお椀にサッと漆が塗られるカットから始まる予告編。塗っては研いでを繰り返し、手間暇かけて作り上げる津軽塗=通常“バカ塗り”の工程をその音とともに丁寧に映し出す。

自分に自信が持てない主人公・美也子(堀田真由)は、父・清史郎(小林薫)と二人暮らしで、家業を手伝いながらスーパーのレジ打ちの仕事をしているが失敗だらけ。そんな中、今まで「本当にやりたいこと」を言えずにいた美也子が「私、おっとうの仕事手伝いたい」と打ち明ける姿が描かれる。しかし、家族より仕事を優先し続けた清史郎に母(片岡礼子)は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄・ユウ(坂東龍汰)は自由に生きる道を選び、気づけば家族は家業のせいでバラバラになっていた。

更に拍車をかけるように、津軽塗を仕事にすることがどれだけ大変なことか分かっていないと厳しい言葉で突き放す父に、思わず美也子の感情が溢れ出す。反対する父を押し切り、津軽塗に向き合う美也子の本気の挑戦が、バラバラだった家族に変化をもたらしていく――。

映像は、美しい津軽塗の制作工程と共に、父娘、そして家族の絆を丁寧につむぎ出す。また、悩める美也子が密かに想いを寄せる花屋の青年・尚人(宮田俊哉)との交流も描かれ、淡い恋の予感も期待させる。

バカ塗りの娘

あわせて解禁されたポスタービジュアルには、美也子と清史郎の2人が工房に並んで座り、黙々とお椀に漆を塗り重ねる様子が切り取られている。“ひたむきに塗る。ひたむきに生きる。”というコピーにあるように、一心に漆を塗る父娘の姿は、ものづくりに対する誠実な情熱を感じさせる。
また津軽塗の代表的な塗り方のひとつ「唐塗」で仕上げられた漆器が鮮やかに映し出されており、本作で描かれる津軽塗の魅力にも期待が膨らむ。

5月19日(金)からはインターネットで座席予約ができる前売り券ムビチケカードも発売される『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国公開、8月25日(金)より青森県先行公開。

なお、今回出演が解禁された坂東、宮田から寄せられたコメントは以下の通り。

目次

コメント(敬称略)

■ 青木ユウ(あおき・ゆう)役:坂東龍汰
鶴岡監督の映画がとても好きなので今回お話をいただいた時は素直にとても嬉しく楽しみでした。
キャストの皆様とも以前に共演させていただいた方ばかりだったのでこの皆さんと家族になるんだと思うと安心感がありました笑
ロケ地である弘前市はとても美しい場所で毎日綺麗な空気を吸いながら土地に宿った力に身を任せ演じられました。津軽塗りの美しい職人技、静けさの中に響く音や画面いっぱいに広がる鮮やかな色は見ていて聞いていて一瞬で引き込まれうっとりしてしまいました。
家族のことを思い出して温かい気持ちになれる映画になっていると思います。
是非楽しみに公開を待っていていただけると嬉しいです。

■ 鈴木尚人(すずき・なおと)役:宮田俊哉
映画に出演する機会がこれまであまり無く、この作品のお話を聞いた時は嬉しかったです。
青森の漆という文化を深く知るきっかけになり自分にとって凄く学びになりました。

映画を拝見させて頂き、この作品の時間は緩やかに流れていて普段忙しなく生きている僕にとってはとても緩やかな良い時間を過ごすことが出来ました。
そして何より優しい気持ちになれる作品だと思いました。

主人公の美也子が淡い想いを寄せる花屋という役だったのですが、初めての挑戦が沢山あってやり甲斐を凄く感じ、とても幸せでした。

堀田さんや小林さんは本当に大変な撮影だったと思いますが、空き時間に色々なお話をしてくださって楽しかったです。

楽屋では坂東さんがムードメーカーで凄く明るくて和やかな空気感を作ってくれました。

ストーリー
「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。

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