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35年間幽閉されていた男が”刺激”だらけの世界と触れ合っていく…世界的傑作『悪い子バビー』遂に日本初公開決定!

悪い子バビー

第50回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、その強烈で斬新な物語で全世界に衝撃と感動を与えた『BAD BOY BUBBY(原題)』が『悪い子バビー』の邦題で10月20日(金)より新宿武蔵野館にて公開となることが決定し、本ビジュアルと特報映像が解禁された。

ヴェネチアをはじめ数々の映画祭で評価され、海外メディアも「感動的で静かな格別な物語だ。」(Film Written Magazine)、「ワイルドで予測不能、世界的な傑作。」(HeyUGuys)、「この妥協ない映画は、観るものの五感を刺激する。」(The Gurdian)と絶賛する本作。20ヵ国以上で配給もなされたが、日本では『アブノーマル』というタイトルでVHSが発売されていたのみ。そんな”日本だけが取り残されている状況”に終止符を打つ、待望の初公開が決定。

社会と隔絶され続け、地獄のような環境下で生まれ育ったバビー。解禁された特報映像では、外気を恐れ、なんとガスマスク装着状態で登場。外に出るや否や車と衝突しかける危機一髪な場面から、街へ出て聖歌隊や子供と笑顔で触れ合う姿や、ライブハウスでパフォーマンスをする様子も収められている。

また、ビジュアルでは”なんちゃって牧師”の装いでスーツケースとマイクを片手に佇むその凛とした表情も印象的。「奇妙で、無情で、過酷でも、愛に溢れた人生。」というコピーにもあるように、バビーが様々な人や音楽と出会う旅の道程や、行く先々での出来事に期待が高まる。

過酷な環境で育ちながらも、多くの人々との出会い、そして音楽に導かれてバビーが自分自身を発見する旅。オランダ生まれオーストラリア育ちのロルフ・デ・ヒーア監督が脚本完成までに10年以上の年月を要した本作は、予算や技術などすべてにおいて映画制作の”普通”に囚われない。バビーが生まれて初めて触れる世界を観客もそのまま体験できるように、撮影監督は合計32名が代わるがわる参加。場面が変わるごとに異質な感覚を味わうことになる。そのほか「バイノーラルサウンド録音」で耳を刺激する音をリアルに再現するなど、一切妥協のない作品が出来上がった。

小さな作品ながらもヴェネチア国際映画祭に出品された本作は、一夜にして観客を魅了し、審査員特別賞ほか全3部門を受賞。その評判は瞬く間に各国へと広がり20ヵ国以上で上映、ノルウェーでは年間興行収入第2位にランクインする大ヒットを記録した。

母親に命じられるがまま、閉じこもって生きてきたバビー。彼が置かれている、目を覆いたくなるほどの悲惨な境遇に不安を抱きながらも、観る者を衝撃的な感動で包み込む傑作が、30年の時を経て遂に日本初公開となる。

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