映画『ビール・ストリートの恋人たち』B・ジェンキンス監督のインタビュー映像解禁!本作の映画化に挑んだ理由とは

ビール・ストリートの恋人たちアカデミー賞(R)作品賞受賞『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督の最新作、映画『ビール・ストリートの恋人たち』は2月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開となる。この度、本作で2作品連続アカデミー賞受賞の期待がかかるバリー・ジェンキンス監督のインタビュー映像が解禁された。

前作『ムーンライト』で、『ラ・ラ・ランド』を抑えアカデミー賞作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス監督。最新作は監督がずっと映画化を夢見ていた、愛よりも、もっと深い“運命”で結ばれた恋人たちのラブ・ストーリー。本作は、第76回ゴールデン・グローブ賞において、主人公の母親役で熱演を見せたレジーナ・キングが見事助演女優賞を受賞。他、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、全米批評家協会賞、サテライト賞など、現時点(1/23)で200ノミネート、71受賞を果たし映画史を変えた前作に迫る勢いで映画賞を席巻中。そして先日、ついに発表された第91回アカデミー賞ノミネーションにおいて、脚色、助演女優、作曲の3部門に見事ノミネートを果たした。前作からより進化した映像美とスケールアップした世界観で2作連続のアカデミー賞(R)受賞なるか、オスカー大本命作品として世界中から注目を集める、新たな恋愛映画の金字塔がいよいよ公開される。

1970年代、NYハーレムに生きる若い二人の愛と信念の物語を、圧倒的な映像美と叙情的な音楽で描き出した『ビール・ストリートの恋人たち』。1974年に出版された、作家ジェイムズ・ボールドウィンの「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊)を原作とした本作は、世界中を虜にした前作『ムーンライト』撮影以前より、ジェンキンス監督が長年、映画化を待ち望んでいたもの。
実は大学生の頃からボールドウィンのファンだったという監督は、『この原作の2つの表現に感銘を受けたんだ。ティッシュとファニーの間にあるロマンスや愛の描写とアメリカ社会への素直な批判だ。』と原作の魅力を分析、さらに、『彼が伝えた多くの事は真実であり、確かなことで、彼が住む世界を正確に描写していた。この小説が書かれた後も現実は何も変わっていない。25年 45年 50年後も彼が書いてきた問題が残っていたら悲しいことだ。だから この問題を再び世の中に訴えかける時が来たんだと思う。』と、今もなお、アメリカで続く差別と、ボールドウィンの原作を重ね合わせながら、今だからこそ映画化を熱望した本心を吐露している。
また、監督にとって念願の映画化となった本作で、最も重要なキャラクターである主人公のカップル、ティッシュとファニーを演じたキキ・レインとステファン・ジェームスについては、『彼らはこの物語の核なので、かなり広範囲に探したよ。2人を演じるエネルギッシュな若い俳優をね。』と語り、キャスティングにはじっくり時間をかけていたことが明らかに。その甲斐あってか、『キキとステファンは若手で、特にキキは新人だ。彼らが演技にもたらすエネルギーは新鮮で、彼らの愛が重要であることがうまく伝わっていると思う。』と若手キャストならではのフレッシュさと初々しいエネルギーが映画にもプラスに作用したことを絶賛している。

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最後に、この映画を見た観客に『愛と希望を感じ、楽観的でいてほしいと願うよ。愛や家族が苦難を乗り越える助けになるってね。現在、世界中の多くの社会が僕たちを結びつける何かや結束する場所を求めている。きっと、家族と愛の力が嵐を乗り切るのを助けてくれると感じてもらえるといいな。』と締めくくった。

そして、彼が生み出した新たな恋愛映画の金字塔は見事、本年度アカデミー賞において3部門のノミネートを果たし、喜びのコメントも到着した。「尊敬する偉人たちの仲間入りができて本当に光栄です。その上、ジェイムズ・ボールドウィンの名前と功績を、アカデミーに残せたことに胸がいっぱいです。『ビール・ストリート』ファミリーを代表して、アカデミーに尽きない感謝を。再び私たちを、そしてボールドウィンを認めてくれてありがとう。」
さらに、そのアカデミー賞授賞発表直前、そして“恋人たちの日”バレンタインとも重なる2/13(水)・14(木)の2日間で、“日本の観客にこの映画を伝えたい“という熱い思いを胸に、監督の緊急初来日が決定している。
※予告なく来日スケジュールの変更・キャンセルをさせていただく可能性がございます。ご了承ください。

今なお、世界中で続く人種差別問題を描きながらも、心震える極上のラブ・ストーリーを描き出し、前作からより進化した映像美とスケールアップした世界観で、2作品連続アカデミー賞(R)大本命作品として世界から注目を浴びる話題作の続報にぜひご期待頂きたい。

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【バリー・ジェンキンス 監督プロフィール】

1979年11月19日生まれ、アメリカ・フロリダ州マイアミ出身。フロリダ州立大学で英文学の文学学士と映画の美術学士を習得後、ロサンゼルスに移り住み『Medicine for Melancholy』(08・未)で長編デビュー。作品はニューヨーク・タイムズ紙のA・O・スコット選で2009年の最優秀作品に選ばれた。長編2作目となる『ムーンライト』(16)で、第89回アカデミー賞において作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞。黒人だけのキャスト・監督・脚本による作品での作品賞受賞は史上初となり、まさに歴史を変えた一本となった。

ストーリー
1970年代、ニューヨーク。幼い頃から共に育ち、強い絆で結ばれた19歳のティッシュと22歳の恋人ファニー。互いに運命の相手を見出し幸せな日々を送っていたある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。二人の愛を守るため、彼女とその家族はファニーを助け出そうと奔走するが、様々な困難が待ち受けていた…。

作品タイトル:『ビール・ストリートの恋人たち』
出演:キキ・レイン、ステファン・ジェームス、レジ―ナ・キング他
監督・脚本:バリー・ジェンキンス
原作:ジェイムズ・ボールドウィン「ビール・ストリートの恋人たち」(早川書房刊)
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

公式サイト:longride.jp/bealestreet/
コピーライト:(c)2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.

2月22日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

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