アカデミー賞に3度ノミネートされた確かな演技力の持ち主であり、類い希な個性を発揮してきたホアキン・フェニックス。美しき母子の歪んだ関係性に迫った心理サスペンス『少年は残酷な弓を射る』でセンセーションを巻き起こしてきたリン・ラムジー監督。この米英の傑出した才能のコラボレーションが実現した映画『ビューティフル・デイ』が絶賛公開中である。
この度、本作で第70回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが、少年時代に癒しようのないトラウマを負った元軍人で殺しも厭わない冷徹な人捜しのプロという異色の主人公・ジョーというキャラクターをどうやって作り上げ、どのように演じたのかについて明かすインタビュー映像が解禁された。
「彼の未来はかなり暗く思える、だけどそこにわずかながら希望がある」
「彼は殺し屋ではなく、彼の仕事は少女たちを救い出すこと。お金のためでもないし、仕事が楽しいからでもない。過去のトラウマに縛られそれに左右されているからだ」とホアキンが語る、心の壊れたアウトサイダーであるジョーというキャラクターを作り出すために、監督はもちろん母親役であるジュディス・ロバーツとも話し合いを重ね、彼らの滑稽で哀れな関係を見事に演じきった経緯を明かしている。
ストーリー
孤独な男と全てを失った少女。その日、壊れた2つの心が動きだす―
元軍人のジョーは行方不明の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼はいつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知る―
作品タイトル:『ビューティフル・デイ』
出演:ホアキン・フェニックス(『her/世界でひとつの彼女』)
ジュディス・ロバーツ、エカテリーナ・サムソノフ
監督・脚本:リン・ラムジー(『少年は残酷な弓を射る』『モーヴァン』)
音楽:ジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)
原作:ジョナサン・エイムズ「ビューティフル・デイ」(ハヤカワ文庫刊)
2017 年/イギリス/英語/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/90 分 【PG-12】
提供:クロックワークス、アスミック・エース
配給:クロックワークス
公式サイト:beautifulday-movie.com
コピーライト: (c) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017. All Rights Reserved. c Alison Cohen Rosa / Why Not Productions
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