世界35以上の映画賞を受賞し、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』や『河童のクゥと夏休み』などで知られる日本を代表するアニメーション監督・原恵一待望の最新作『バースデー・ワンダーランド』の公開が4月26日(金)に決定。さらに、主人公アカネ役の声優が実力派女優 松岡茉優(『万引き家族』等)に決定した。
原作は累計発行部数50万部突破の大ベストセラー、柏葉幸子著「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)。子どもから大人まで幅広い世代に愛され続ける不朽の名作を原監督がイマジネーションを爆発させて創り上げた“まったく新しい映像世界”。その世界観を表現するキャラクター/ビジュアルアーティストに原監督自ら抜擢したのは、日本をリスペクトしてやまないロシア出身の新進気鋭な若手イラストレーター、イリヤ・クブシノブ。監督が創り出すエモーショナルなドラマとイリヤによる愛らしいキャラクター。そして、二人が織りなすカラフルでスペシャルな“ワンダーランド”に強引に連れて行かれる主人公アカネの声優を『万引き家族』(2017)など話題作の出演が続く実力派女優、松岡茉優が務め、自身も大ファンで尊敬する原監督作品でアニメーション映画初主演(声優)に挑む。この度、特報として初めて本作の映像が解禁された。
自分に自信がない主人公アカネの誕生日の前日、彼女の前に突然現れた謎の錬金術師のヒポクラテスと弟子のピポ。2人から「この世界を救ってほしいのです」と告げられ、むりやり“ふしぎな世界=ワンダーランド”の救世主にされたアカネは、強引に地下室から続くワンダーランドへ連れ出される。そこはカラフルでワクワクする見たことも無い世界。救世主になって世界を救うための冒険で出会うさまざまな人や動物たちとの出会いは、特別な一日を予感させる。合わせて解禁となったティザービジュアル2種は、イリヤが描く初の日本アニメーション映画のキャラクター。主人公アカネの魅力的な表情がアップで描かれる“アカネVer.”と、ワンダーランドに飛び込んだアカネを天地が逆さになった世界観で描いた“冒険のはじまりVer.”。どちらも、今後の物語を期待させる印象的な2つのビジュアルとなっている。
コメント
主人公アカネ役:松岡茉優さん
「台本をめくりながら次はどこにいけるのだろう、とワクワクしました。原さんとご一緒させていただくのは二度目ですが、またご一緒したいと思っていたのでうれしかったです。声のお仕事は、力むし、とても心配だし、お邪魔しますという気持ちが強いですが、「アカネ」というキャラクターへの愛情が原さんからビシビシと伝わってきたので、その気持ちに応えたい、原さんの思っている世界に少しでも近づきたいと思って演じました。アカネのように私が救世主にさせられて冒険に連れて行かれたら戸惑うし、前に進めないと思います。しかし、アカネは戸惑いながらも、冒険での人や動物との出会いを通して成長していきます。この作品は勇気を出して少し視点を変えてみると思いがけない世界が広がるかもしれない、ということを教えてくれると思います。楽しみに待っていて欲しいなと思います」
プロフィール
1995年東京都出身。NHK大河ドラマ「真田丸」などドラマ出演も多い。2017年『勝手にふるえてろ』
(大九明子監督)で映画初主演。同年、第30回東京国際映画祭のジェムストーン賞を受賞。18年、カンヌ映画祭
パルムドールを受賞した『万引き家族』(是枝裕和監督)など話題作への出演が続く。
監督:原恵一さん
「いろいろな作品をつくってきましたが、あらゆる世代に楽しんでもらえる作品をつくりたいと思ったのが企画のきっかけです。
僕としては初めての本格的なエンターテイメント映画への挑戦となります。キャラクターデザインを誰にお願いしようかと考えていたときに入った書店で、イリヤの画集に出会い「これだ!」と一目惚れしました。スタイリッシュで個性的なのに、幅広い層から支持される魅力も併せ持っている。僕の初めてのエンターテイメント映画はイリヤといっしょにやりたいと強く思いました。制作は佳境に入っていますが、非常に楽しんで作っており、自信作です。公開を楽しみに待っていて欲しいと思います」
松岡さんとのお仕事について
「松岡と初めて会ったのは、僕の初実写映画『はじまりのみち』のオーディションの時でした。当時はまだ高校生でしたが、媚びない目をしていたのが印象的でした。その後ブレイクしたのも我が事の様に嬉しかった。今回のアカネ役もオーディションで決めました。僕が相手役になって即興でのやりとりをしたのがとても楽しかった。本番のアフレコも、自信の無いアカネが少しづつ自分の意思で動き出す変化を見事に演じてくれました。観客の皆さんに”松岡アカネ”を早く見てもらいたいです」
プロフィール
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』『河童のクゥと夏休み』で日本での数々の賞を受賞し、『カラフル』『百日紅~Miss HOKUSAI~』でアヌシー国際アニメーション映画祭での受賞をはじめ海外で高い評価を受ける日本を代表するアニメーション監督。2018年には芸術分野で大きな業績を残した人物に贈られる紫綬褒章を受章。アニメーション映画監督としては高畑勲監督、大友克洋監督に次ぐ史上3人目の快挙を成し遂げた、国内外から新作が待ち望まれている。
キャラクター/ビジュアル:イリヤ・クブシノブさん
「原監督作品を観ていたので、監督にお会いする前からから制作に参加すると決めていました。日本のアニメーション制作現場に入るのは初めてですが、才能がある方ばかりで、やはりレベルが高いです。6才で『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(監督:押井守)を観て、この世界に進もうと決めて、10才からモスクワの美術学院に通い始めました。自分がデザインしたキャラクターが動いているのを初めて観た時は本当に感動しました。原監督と机を並べて仕事をしていますが、アニメーションの作り方から昨日見たテレビの話まで、本当に楽しく会話をしながら作品づくりをご一緒させていただいています。イマジネーション豊かなアニメーションを作る人は、人としても素晴らしいんだなと思いました。原監督は私の師匠で、私も原監督のような素敵なアニメーション監督になりたいです」
プロフィール
ロシア出身、日本在住のイラストレーター。モスクワの美術学院でデッサンなどを学ぶ。ゲーム会社でデジタルイラスト、モーションコミックの監督として働く。2014年からフリーランスで活動を開始。2016年に画集『MOMENTARY』(パイ インターナショナル)を発売。2017年から日本のアニメ業界に参加。
原作情報
柏葉幸子「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥文庫)
累計発行部数50万部超のベストセラー
ストーリー
一生に一度の誕生日、あなたを奇跡の冒険へ!
誕生日の前日、自分に自信がないアカネの目の前に突然現れたのは、謎めいた大錬金術師のヒポクラテスとその弟子のピポ――「私たちの世界を救って欲しいのです!」と必死でアカネに請う2人。そしてアカネが無理やり連れて行かれた世界は――骨董屋の地下室の扉の先から繋がっていた<幸せな色に満ちたワンダーランド>! ふしぎな動物や人が住む世界から、色が消えてしまう!その世界を守る救世主にされたアカネが大冒険の果てに下した、人生を変える決断とは? 一生に一度きりの、スペシャルでワンダーな誕生日が始まる—-!
作品タイトル:『バースデー・ワンダーランド』
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:birthday-wonderland.jp
公式ツイッター:@birthdayw_0426 #バースデー・ワンダーランド
コピーライト:(C)柏葉幸子・講談社/2019「バースデー・ワンダーランド」製作委員会
4月26日(金) 全国ロードショー