第33回サンダンス映画祭(2017年)でUSドラマ・コンペティション部門に出品、その独創的なキャラクターと興味深いストーリーで話題をさらった”Brigsby Bear”(原題)が『ブリグズビー・ベア』の邦題で6月23 日(土)に日本公開することが決定。特報(30 秒)&黄色単色バージョンと4色の2パターン展開の日本限定ビジュアルが解禁された。
物語は、外の世界から遮断された小さなシェルターで両親と3人だけで25年間暮らしてきた青年、主人公ジェームスが、ある日突然警察に連れ去られるところから始まる。「あなたが一緒に住んでいた男女は25年前にあなたを誘拐したのです」!?突如、外の世界で“本当の家族”とともに暮らすことになったジェームス。偽の両親によって作られた教育番組「ブリグズビー・ベア」から得た知識だけで育った彼の「常識」が、周囲の人間を騒動に巻き込んでいく…
今回解禁されたティザービジュアルはイラストレーター・作家など、多彩に活躍するアーティスト、D[di:]が特別に手がけた日本限定のオリジナルイラスト。主人公とその仲間をつなぐ重要なキーとなるキャラクター“ブリグズビー・ベア”をD[di:]ならではの繊細でシニカルなタッチで表現。予告では、ジェームスが25年間両親だけど過ごした「閉ざされた空間」の一部や、教育番組「ブリグズビー・ベア」の模様、外の世界で出会う仲間たちとの瞬間が切り取られ、これから始まるジェームスの冒険を予感されるものになっている。
監督・脚本・主演は、デイヴ・マッカリー、ケヴィン・コステロ(脚本)、コメディアンのカイル・ムーニー(脚本・主演)。 デイヴ、カイルは「サタデー・ナイト・ライブ」で大活躍し、YouTubeでチャンネルが大人気のコメディユニット〈GOOD NEIGHBOR〉のメンバーでもあり、他メンバーもプロデューサーとしてタッグを組んだ本作は、冒頭シーンの『ルーム ROOM』や『10 クローバーフィールド・レーン』のようなサスペンスフルなストーリー展開からは予想できない、『リトル・ミス・サンシャイン』のようなハートウォーミングなエンディングをもたらす。
外の世界を知らない純粋な主人公に心を動かされた家族や友人、果ては彼を保護した警官が、熱い想いに打たれてひとつの目的に向かう、愛と友情、適応と再生の物語なのであり、傑作SF映画へのオマージュと古き良きVHS愛を感じる「ブリグズビー」の番組の世界観にクスリとしながらも、心にしっとりと残る温かいラストに心癒されるだろう。この初夏、<ブリグズビー・ベア>があなたの常識を変えるかもしれない。
ジェームスを支える強力な役者陣も豪華な顔ぶれ。ジェームスの育ての親テッドに『スター・ウォーズ』シリーズの“ルーク・スカイウォーカー”ことマーク・ハミル、カウンセラーのエミリーに海外ドラマ「HOMELAND」でゴールデン・グローブ賞とエミー賞をW受賞したクレア・デインズが出演。そして「サタデー・ナイト・ライブ」仲間のベック・ベネット、ニック・ラザフォード、アンディ・サムバーグなどがカメオ出演しているのもファンにとっては大きな見どころとなっている。
本作の公開に当たり、出演のマークハミルよりコメントが到着。
【マーク・ハミルのコメント】
この映画に出演したことは、私にとっては予想以上の感動でした。
とても希望に溢れ元気づけてくれる映画です。
ありのままの自分でいられ、何かを信じることはとても良いことです。
この映画は、私たちに人とは違うドラム奏者に合わせて行進してもよいということを
教えてくれます。伝統的なドラム奏者と変わらず、
違うドラム奏者でも十分に通用するということを。
サンダンス映画祭 正式出品作品
カンヌ国際映画祭 新人監督賞ノミネート作品
ストーリー
大切なことはすべて、「彼」が教えてくれた―
ジェームスは、外気から遮断された小さなシェルターで、両親と3人で暮らす25歳の青年。
子供の頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、今は「ブリグズビー・ベア」の世界の研究に勤しむ毎日を送っていた。少し退屈でも、パソコンでチャットする友人や仲の良い両親と、平和な日々がずっと続くのだと思っていた。しかしある日、警察がジェームスを連れ去り、両親は逮捕されてしまう…
作品タイトル:『ブリグズリー・ベア』
出演:カイル・ムーニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・デインズ 他
監督:デイヴ・マッカリー
脚本:ケヴィン・コステロ、カイル・ムーニー
製作プロデューサー:フィル・ロード、クリストファー・ミラー(『くもりときどきミートボール』『LEGORムービー』ほか)
2017/アメリカ/カラー/97min/PG12/
提供:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
配給:カルチャヴィル
公式サイト:www.brigsbybear.jp
コピーライト:(c) 2017 Sony Pictures Classics. All Rights Reserved.
6月23日(土)より、
ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開