イ・チャンドン監督8年ぶりの最新作となる『バーニング 劇場版』が2019年2月1日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開となる。
巨匠イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作は、日本が世界に誇る小説家、村上春樹の「納屋を焼く」を原作とし、設定はそのままに物語を大胆にアレンジし映画オリジナルのストーリーを構築。原作の中にある小さな謎を拡大し、さらに繋げることでより映画らしいエンタテインメント作品として見事に作り上げた。
本作は小説家を目指しアルバイトを転々として生きる主人公ジョンスが、幼馴染のヘミから正体不明の男ベンを紹介されたことによって不可思議なことが起こり始める。各シーンに伏線となる鍵が埋め込まれ、観るたびに新たな見解を呼び起こす究極のミステリーだ。また、キャラクターそれぞれの生活を通していまの若者が感じている、将来に希望を持てない“無力”さと、どこに向けて良いか分からない“怒り”を赤裸々に描きだし、現代社会の裏側を繊細に表現。イ・チャンドン監督のストーリーテラーとしての才能を本作でもいかんなく発揮している。
主演に『ベテラン』のユ・アイン。謎の男ベンにはドラマ「ウォーキング・デッド」で注目されるスティーブン・ユァン。ヘミには、オーディションで大抜擢された新人チョン・ジョンソと次世代の演技派俳優が共演している。この度本作の予告編映像が解禁された。
解禁となった予告編は、ユ・アイン演じる孤独を抱える主人公ジョンスと本作で女優デビューを果たした期待の新人チョン・ジョンソ演じる幼馴染ヘミの再会、そして日本でも熱狂的人気を誇るスティーブン・ユァン演じる謎の男ベンとの出会いの場面から始まる。
突然の出会いから次第に距離を縮めていく3人だが、「僕は時々、ビニールハウスを燃やしています」というベンからの秘められた”趣味”の告白をきっかけに、ジョンスの日常が除々に不穏なものに侵食されていく。
この日を境に突然姿を消したヘミ。懸命に彼女の行方を探すジョンスだが、ヘミは電話にも出ず、マンションも空。ベンの言動に疑惑を募らせたジョンスは、遂にベンの後を追うことに。ミステリアスな雰囲気を纏い、不適に笑うベンは何者なのか―。そして、彼女は一体、なぜ消えたのか―。
巨匠イ・チャンドンが仕掛けた究極のミステリーに相応しい、衝撃のラストを予感させる予告編となっている。また、マジックアワーを背景に、ヘミが影絵のように踊るシーンを筆頭とする監督ならではの美しい映像にも注目だ。
ストーリー
小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。“僕は時々ビニールハウスを燃やしています”―。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなるのだった・・・。
作品タイトル:『バーニング 劇場版』
出演:ユ・アイン『ベテラン』スティーブン・ユァン「ウォーキング・デッド」シリーズチョン・ジョンソ
監督:イ・チャンドン『シークレット・サンシャイン』
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
2018 年/韓国/カラー/148分/国際共同制作NHK
配給:ツイン
公式サイト:http://burning-movie.jp/
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2019年2月1日(金)TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー