上川周作主演、北白川派最新作『CHAIN/チェイン』11月公開!新選組「油小路の変」の裏側描く(コメントあり)

CHAIN/チェイン

京都芸術大学映画学科の学生とプロが一丸となり、劇場公開映画を作るプロジェクト【北白川派】の最新作であり、大人計画の上川周作を主演に新選組終焉の象徴「油小路の変」の裏側を描く群像ドラマ『CHAIN/チェイン』が2021年11月より劇場公開されることが決定した。

主演は本作が映画初主演となる大人計画の上川周作。上川は京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中に『正しく生きる』(福岡芳穂監督)『赤い玉、』(高橋伴明監督)等北白川派作品に出演して演技力を磨き、卒業後に本格的な活動を開始。映画『止められるか、俺たちを』(白石和彌監督)、『劇場』(行定勲監督)、NHK連続テレビ小説『まんぷく』や大河ドラマ『西郷どん』等に出演。

監督は若松プロ出身で『正しく生きる』『愛してよ』で知られる福岡芳穂。京都芸術大学映画学科教授として、北白川派の一角を担ってきた。
脚本は『あゝ荒野 前篇 後篇』『宮本から君へ』を手掛けた港岳彦
また本作は、「5万回斬られた男」と呼ばれ数多くの時代劇で活躍、今年1月に惜しくも逝去した俳優・福本清三氏の最後の出演作となった。

歴史的事件に関わった無名浪士たちのほとばしる情熱、激動の時代をくぐり抜けた人々の濃密な生き様を活写した、熱く激しい人間ドラマとなっている。

北白川派は、井浦新出演『嵐電』、岸部一徳出演『正しく生きる』等、2009年から現在までに8作品を制作。
3月12日に表彰式が行われた第3回京都デジタルアミューズメントアワードでは、「映画・映像・アニメーション部門賞」を受賞。京都芸術大学映画学科教授であり『CHAIN/チェイン』監督の福岡芳穂と、同学4回生で本作に出演した池内祥人が出席した。
2021年は藤原季節主演『のさりの島』、上川周作主演『CHAIN/チェイン』の2本が公開予定となっている。

コメント

上川周作
福岡芳穂監督の作品に出演させて頂くのは、『正しく生きる』以来、2度目になります。
北白川派初の時代劇ですが、港岳彦さんと監督と学生とで話し合いながら練られた脚本は、台詞にすでに血が通っていて読んだ瞬間に面白い映画になる、と確信しました。色んな出会いと別れが描かれていて、中には望まない別れもあり僕は撮影中自分の死生観と向き合いました。
幕末の七条油小路の変が題材になっていますが、ただ歴史を再現するのではなく、現在生きている私たちにこれからどう生きていくのか、と問いかけてくる映画です。

福岡芳穂監督
『CHAIN/チェイン』は幕末の京都を舞台とする時代劇です。
時代劇ですが時代劇だと思ってると冒頭から「これはいったい時代劇なのか」となります。どうも「時間」が変なのです。
私たちは時間というものを一貫した流れだと信じています。でも実は時間はいくつもあって、過去の人が夢見て果たし得なかった別の時間もあるかもしれなくて。
歩いてる時ちょっと脇道に曲がるとそこにフッと別の時間の人が現れこっちを見てる…そんな感覚というか経験、ありません?

ストーリー
幕末、京都。鎖国で長く孤立状態にあった日本を変えるため、若者たちは様々な主義主張をぶつけ合い血を流し争っていた。会津藩を脱藩した無名浪士・山川桜七郎(上川周作)は、ある事件をきっかけに近藤勇(山本浩司)率いる新選組と、伊東甲子太郎(高岡蒼佑)率いる御陵衛士の対立に巻き込まれる。新選組終焉の象徴とも言われる “油小路の変”を背景に、歴史的事件の裏側で起きた様々な人間模様と、激動の時代をくぐり抜けた庶民たちの生き様を描くオリジナル作品。

作品タイトル:『CHAIN/チェイン』
出演:上川周作、塩顕治、村井崇記、和田光沙、辻凪子、土居志央梨、福本清三、大西信満、山本浩司、渋川清彦、高岡蒼佑
監督:福岡芳穂
脚本:港岳彦
2020年/日本/113分
配給:マジックアワー

公式サイト:chain-movie.com
コピーライト:(c)北白川派

2021年11月 テアトル新宿、京都シネマほか全国順次公開

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