『チャレンジャーズ』ルカ・グァダニーノ監督とゼンデイヤが絶賛、オスカー受賞コンビによるサウンド制作秘話解禁

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映画『チャレンジャーズ』(6月7日(金)公開)より、ルカ・グァダニーノ監督とゼンデイヤ、そして音楽を担当したトレント・レズナー、アッティカス・ロスが本作の音楽について語る特別映像が解禁された。

本作は、ティモシー・シャラメ主演『君の名前で僕を呼んで』(2018年)でアカデミー賞ノミネートを果たし、”人喰い”の若者たちの恋を描いたヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞作『ボーンズ アンド オール』(2023年)で世界に賛否両論を巻き起こすなど、世界から注目を集めるルカ・グァダニーノ監督最新作。

テニスの世界を舞台に、2人の男を同時に愛するテニス界の元スター選手と、彼女の虜になった親友同士の若きテニスプレイヤーの10年以上の長きに渡る衝撃の<愛>の物語を描く。主演を務めるのは、ルカ監督作へ初出演となるゼンデイヤ

音楽を担当したトレント・レズナーアッティカス・ロスは『ソーシャル・ネットワーク』、『ソウルフル・ワールド』で2度アカデミー賞を受賞し、他にも『エンパイア・オブ・ライト』、『Mank/マンク』、TVシリーズ「ウォッチメン」など数々の名曲を生み出し、革新的なサウンドで映画音楽界で注目を集めている。

『ボーンズ アンド オール』でルカ監督と製作経験もある2人は「作曲家として常にサウンドデザインと作曲の限界を押し広げようとしてる」という言葉通り、本作では革新的でパワフルなテクノベースを作り出した。『ボーンズ アンド オール』の完成直後に、本作のオファーがあったようで、その際に映画についての説明はテキスト一文、「めちゃくちゃSEXXY」という文章で、監督は作品を表現していたことを明かした。

また、ルカ監督は、サウンド内で2つの強力な要素があったと語る。それは、“エロティック”や“骨が砕ける音”といった表現と、楽曲が持つ鼓動とエネルギー。特に本作に流れるテクノサウンドについては、レズナーが「心臓の鼓動のように高鳴り、映画を楽しく感じさせるようなテクノはどうだろうか?」と、監督から提案がきっかけだったことを明かしている。また、主演でありプロデューサーを務めたゼンデイヤはこの2人が作り出したサウンドによって、より作品への没入感を高めていると絶賛。

ルカ監督が目指した“パワフルな音響体験”、ゼンデイヤが“映画をより刺激的なものにしてくれる”と語ったサウンドは、作品にとって非常に重要な要素となっている。また、本作ではルカ監督が最後を飾る曲「Compress/Repress」の制作に作詞で携わっている。

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