今年3月末に韓国で公開され、第57回百想芸術大賞では大賞を受賞した韓国映画『茲山魚譜-チャサンオボ-』(11月19日(金)公開)の日本版予告編、ポスター画像、追加画像が解禁された。
キリスト教が迫害されていた19世紀初頭の朝鮮時代。熱心な教徒だった天才学者・丁若銓(チョン・ヤクチョン)は最果ての島に流刑になる。しかしそこには、豊かな海と自然、そして素朴な人々との出会いがあった。次第に海の生物たちの魅力にとりつかれ、庶民のための”海洋学書”を書き記したい欲望が生まれていく。そして島民の誰より海の生物に詳しい若き漁夫・昌大(チャンデ)と出会い、やがて二人は互いに師となり友となるのだったが…。
日本でも渋沢栄一の孫、敬三が翻訳版の出版を志した、韓国で有名な海洋生物学書である「茲山魚譜(チャサンオボ)」。本作は本に記された史実を基に師弟関係の行く末を描いた感動ドラマだ。
実在した学者、丁若銓(チョン・ヤクチョン)を演じたのは初時代劇となる怪優ソル・ギョング。共演は『太陽は動かない』、ドラマ「未生(ミセン)」のピョン・ヨハン。さらには『パラサイト 半地下の家族』のイ・ジョンウンや『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョンなど多くの実力派俳優が顔を揃える。そして、『王の運命-歴史を変えた八日間-』のイ・ジュニク監督が、あえてモノクロームで描いた水墨画のような美しさで観客を魅了する。
今回解禁となった日本版予告編では、異教徒として島に流刑になった天才学者チョン・ヤクチョンが島民たちの生活に触れ人生を見つめ直す中、学問好きの漁師チャンデと出会う。二人は師弟関係の取引をし、ヤクチョンはチャンデに学問を教える代わりに、チャンデから自分の未知の分野だった魚の知識を教えてもらう。年齢の離れた親子、兄弟のような奇妙な師弟関係の中、二人は貧しいながらも幸せな日々を送っていた。しかし、重税に悩まされている島民たちの姿を見たチャンデは、“偉くなって国を変えたい!”と野心に燃え、両班になるため本土へと渡る。
一方、人生を達観したヤクチョンは、“両班も庶民もない平等な世の中”を求め、魚の生物学書の執筆を続けている。彼ら2人の姿・変化を通して、最後に観客は考えさせられる。「生きる本当の意味とは」と。彼らの末路が気になる映像になっている。
また、同時に解禁となったポスターは、仲睦まじい二人の姿が描かれ、師弟関係の絆の深さを感じられるビジュアルになっている。
作品タイトル:『茲山魚譜-チャサンオボ-』
出演:ソル・ギョング 『ソウォン/願い』、ピョン・ヨハン 『太陽は動かない』、リュ・スンリョン 『エクストリーム・ジョブ』
イ・ジョンウン 『パラサイト 半地下の家族』、ミン・ドヒ 「応答せよ1994」
監督:イ・ジュニク『王の運命-歴史を変えた八日間-』
2021/韓国/韓国語/モノクロ/シネスコ/5.1ch/126分/原題:자산어보/字幕翻訳:本田恵子
配給:ツイン
公式サイト:https://chasan-obo.com/
コピーライト:(C) 2021 MegaboxJoongAng PLUS M & CINEWORLD. ALL RIGHTS RESERVED.
11月19日(金)、シネマート新宿ほか、全国順次ロードショー!
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