歌舞伎座の夏芝居の風物詩として好評を博してきた『東海道中膝栗毛』。平成二十八年歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」ではお伊勢参りの途中でラスベガスにまで行ってしまうという新たな弥次喜多の物語が上演され話題となり、翌年にはシネマ歌舞伎として公開された。
そんなお馴染みの二人が活躍する今回の物語は歌舞伎座で殺人事件に巻き込まれていく推理劇『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』が6月9日(土)より東劇ほか全国の映画館で公開される。
歌舞伎の舞台作品をHD高性能カメラで撮影しデジタル上映するシネマ歌舞伎。
2018年6月に公開する最新作は、昨年8月歌舞伎座で上演され話題となった舞台『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』。前作に引き続き、弥次郎兵衛役に親子三代の襲名披露中の市川染五郎(現:松本幸四郎)、喜多八役にスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』での活躍も記憶に新しい市川猿之助。出演者の細かなリアクションまでとらえられる映像ならではの構成で、出演者全員がより怪しく見えてくる、舞台とは一味違う“謎解き話”として映画館に蘇る。
弥次さん喜多さんのお騒がせコンビが奇想天外な謎に挑む、”やじきた”初のミステリーを映画館の大スクリーンでお楽しみ頂きたい。
ストーリー
お伊勢参りから江戸へと戻った弥次郎兵衛と喜多八。伊勢までの道中で一文無しとなった二人は、仕方なく歌舞伎座でのアルバイトを再開します。劇場では連日大入り満員で芝居は大盛り上がり。しかし、舞台裏では俳優の悪い噂が流れ不穏な空気が。
一方、弥次喜多の二人は相変わらずの失敗続き、怒られてばかりの日々。そんなある日、舞台で殺人事件が発生!弥次喜多の二人は犯人として疑われてしまい・・・
作品タイトル:『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖』
出演:市川染五郎、市川猿之助、中村勘九郎、中村七之助、市川中車、市川笑也、坂東巳之助、坂東新悟、
大谷廣太郎、中村隼人、中村児太郎、中村虎之介、片岡千之助、松本金太郎、市川團子、中村鶴松、市川弘太郎、
市川寿猿、澤村宗之助、松本錦吾、市川笑三郎、市川猿弥、片岡亀蔵、市川門之助、坂東竹三郎 ほか
原作:十返舎一九
構成:杉原邦生
脚本:戸部和久
脚本・演出:市川猿之助
写真:齋藤芳弘
収録公演:2017年8月歌舞伎座公演 本編尺:105分(予定)
製作・配給:松竹
公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/38/
コピーライト:(c)松竹株式会社
6月9日(土)より東劇ほかにて全国公開