『カラーパープル』(2月9日(金)公開)のメイン予告映像が解禁された。
スティーブン・スピルバーグが、ピューリッツァー賞受賞の小説“The Color Purple”を原作に、『E.T.』の後初めてシリアスな作品に挑んだ映画『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞(R)10部門にノミネートされながら無冠に終わり世界を驚かせたが、観客には愛され、口コミで6週目にして全米1位となり、5ヶ月以上のロングランとなった“伝説”の作品だ(BOXOFFICE Mojo調べ)。
2005年にはブロードウェイでミュージカル版も上演され、複数回にわたる全米ツアー公演、世界各地での公演を経て2015年にはリバイバル公演まで行われた。2016年の第70回トニー賞で「リバイバル・ミュージカル作品賞」と「ミュージカル主演女優賞」の2冠を達成。翌年第59回グラミー賞でも「優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞」に選出。オリジナル映画公開から38年に渡って人々の記憶に残り続けてきた名作が、ミュージカル映画としてスクリーンによみがえる。
プロデューサーには、スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞(R)助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞(R)作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレが監督に抜擢された。
そんな本作は、父親と夫に支配され、最愛の妹と生き別れた主人公セリーが自由で型破りな女性たちと出会い、輝ける場所を見つけようとする物語。立ちふさがる運命に、不屈の魂とユーモアで何度でも立ち上がる姿と魂に届く歌声が、困難な時代を生き抜く力をくれる1本だ。
セリー役は、ブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノ。父や夫に虐げられながらも、しがらみを断ち切り、自ら未来を切り開く姿を、見事な演技と歌声で体現し第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。セリーの心の拠り所となる妹ネティの若き姿を演じたのは、『リトル・マーメイド』(23)で話題を呼んだハリー・ベイリー。歌手としても活躍するベイリーは、ネティのために自ら書き下ろしたナンバーも披露している。自らを軽視する男性にも怯むことなく立ち向かう強い女性ソフィアを演じたのは、ブロードウェイ版でトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックス。本作でもファンテイジアに続き、第81回ゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた。
このたび解禁されたメイン予告は、グラミー賞受賞歌手のファンテイジア・バリーノが力強く歌い上げる「I’m Here」のナンバーに乗った映像。この映像から観て取れるのは、セリーと、その周囲にいる自由で型破りな女性たちとの絆だ。自身の人生に自信を持てず、控えめで従順だったセリーは、たった一人の理解者でもあった妹のネティと引き裂かれ、絶望に暮れる毎日を過ごす。そんな中、周囲の女性たちから勇気づけられ、今いる場所から出て自分の人生を生きることを決意する。「きっと見つけてみせる。私が輝く場所を」と力強く笑顔で前を向くセリー。己の運命に抗い、自らの未来を切り開いていく主人公たちの希望に溢れた物語を予感させる内容となっている。
昨年末12月25日に全米で公開され、北米で18,151,050ドル(※Box office mojo調べ)の興収を上げ、クリスマスに公開された作品としては2009年のロバート・ダウニー・Jr主演映画『シャーロック・ホームズ』の2400万ドルに次ぐ歴代2位という好調なスタートを切った。シネマスコア(CinemaScore)で「A」の評価を、またRotten Tomatoesでも95%という非常に高い観客スコアを獲得。本作の完成度の高さが多くの観客、批評家たちに認められており、今後の成績にも大きく期待できそうだ。
ストーリー
優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す──。
作品タイトル:『カラーパープル』
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー他
製作:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
監督:ブリッツ・バザウーレ
原作:アリス・ウォーカー
原題:Color Purple
上映時間:141分
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:colorpurple.jp #映画カラーパープル
コピーライト:(C) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2月9日(金)より全国公開
関連記事■ 【プレゼント】スピルバーグの名作をミュージカル映画化『カラーパープル』トークイベント&試写会に20組40名様ご招待☆
■ 映画『カラーパープル』日本版ポスター解禁!オリジナル版でソフィア役を演じたオプラ・ウィンフリーのコメントも
■ スピルバーグ制作のミュージカル映画『カラーパープル』実力派キャスト&シンガーの熱演を捉えた場面写真が一挙解禁
■ 映画『カラーパープル』第81回Gグローブ賞にて主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)&助演女優賞のWノミネート!
■ スピルバーグの名作がミュージカル映画に!『カラーパープル』特報&場面写真解禁 ―2024年2月9日(金)公開