映画『エリザベート 1878』(8月25日(金)公開)の新ビジュアルが解禁となり、併せて東宝ミュージカル「エリザベート」の初演でエリザベート役を演じた一路真輝からコメントが到着した。
本作は、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、「シシィ」の愛称で広く知られるオーストリアの伝説的皇妃エリザベートを『ファントム・スレッド』のヴィッキー・クリープスが演じ、これまでにない大胆かつ自由奔放な表現で、2022年の第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀演技賞受賞、第95回(2023年)アカデミー賞(R)で国際長編映画賞ショートリスト(オーストリア代表)に選出されるなど、高い評価を得た注目作。
この度、解禁されたビジュアルでは、エリザベートが格式高い装いに身を包みながらも、リラックスした表情でタバコをくゆらせる姿が切り取られる。19世紀末、貴族女性にとって禁じられていた習慣にも関わらず、実際に好んでタバコを吸っていたといわれるエリザベートの型破りな一面を覗かせた鮮烈なビジュアルに仕上がっている。
絶世の美貌で名高い皇妃エリザベートには数々の逸話が残されており、身長172cmにして45kg~50kgの体重、ウエスト50cmほどの体型を維持していたといわれる。そのスタイルを保つため、ミルクやオレンジなどの果物だけを食べるといった極端な食事制限に加え、乗馬やフェンシングなどの激しいスポーツを実践していた。さらに、自慢の豊かな髪のために毎日の身繕いで特別手間をかけ、月に一度か二度、侍女全員がつきっきりとなり、特製のシャンプーで髪を洗う“洗髪の儀”を行ったなど驚くべき逸話が今も語り継がれている。
本作『エリザベート 1878』では、そんなエリザベートの史実を参考にしながらも、大胆な解釈で新たなエリザベート像を現代に蘇らせ、タバコを吸う、中指を突き立てるなどの反抗的な仕草を通して、彼女の置かれた立場や孤独との戦いを現代的に表現。監督・脚本のマリー・クロイツァーはその演出について、「私にとって重要だったのは、これまで通りルールを知ったうえでそれを破ることでした。エリザベートの生涯をかなり深く研究しましたが、映画の物語に落とし込む際には、内容も形式もかなり自由なものにしました。私たちが語り描くことのすべては、芸術的な判断によるものなのです」と語っている。
自由を渇望したハプスブルク家最後の伝説的皇妃エリザベートの心の軌跡を描く『エリザベート 1878』は、8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー。
コメント(※敬称略)
今までのエリザベート皇后の伝記を塗り替えてしまうような革命的な映画。
真実と嘘の境目は誰にもわからない。
でもこの映画を観た後はエリザベートが自由になれて良かったと心から思う、そこに真実があるのだとも。
一路真輝(女優)
ストーリー
ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅し、かつての恋人や古い友人を訪ねる中、誇張された自身のイメージに反抗し、プライドを取り戻すために思いついたある計画とは――。
作品タイトル:『エリザベート 1878』
出演:ヴィッキー・クリープス、フロリアン・タイヒトマイスター、カタリーナ・ローレンツ、マヌエル・ルバイ、フィネガン・オールドフィールド、コリン・モーガン
監督・脚本:マリー・クロイツァー
2022年/オーストリア、ルクセンブルク、ドイツ、フランス/ドイツ語、フランス語、英語、ハンガリー語/114分/カラー・モノクロ/2.39 : 1/5.1ch
原題:Corsage
字幕:松浦美奈 字幕監修:菊池良生
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、ドイツ連邦共和国大使館、オーストリア政府観光局
提供:トランスフォーマー、シネマライズ、ミモザフィルムズ
配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
公式サイト:https://transformer.co.jp/m/corsage/
公式Twitter:@corsage_jp
コピーライト:(C) 2022 FILM AG – SAMSA FILM – KOMPLIZEN FILM – KAZAK PRODUCTIONS – ORF FILM/FERNSEH-ABKOMMEN – ZDF/ARTE – ARTE FRANCE CINEMA
8/25(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
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