<反右派闘争>という中国史の闇を捉えた8時間15分に及ぶワン・ビン監督の渾身の大作『死霊魂』公開決定!

死霊魂『鉄西区』『無言歌』『三姉妹~雲南の子』などで知られるワン・ビン監督の8時間越えの集大成『死霊魂』が6月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開となることが決定し、ポスタービジュアル、場面写真が到着した。

2018年のカンヌ映画祭に特別招待され、「カンヌ公式作品史上最長!」(Screen Daily紙)、「これは爆発物だ!」(The Hollywood Reporter)と大きな話題を呼び、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019では見事、大賞と観客賞をダブル受賞した『死霊魂』。デジタルカメラ1台あれば、映画が世界と対峙できる時代に突入したと証明した『鉄西区』以来、たえず映画界を揺るがし続けてきた中国のワン・ビン監督の集大成であり、8時間26分にも及ぶ上映時間、映画館では休憩2回を挟む3部上映、という圧倒的な作品だ

死霊魂

死霊魂

死霊魂

死霊魂

死霊魂

そこで何が起きたのか?
ある日突然、送られた収容所は<飢餓収容所>と化した。
地獄を生き延びた者たちの証言が死者の魂をよびおこす。

映画が捉えたのは、いまだに明らかにされていない部分も多い<反右派闘争>という中国史の闇。<反右派闘争>とは、1950年代後半に、突然、中国共産党によって、<反動的な右派>と名指しされた55万人もの人が、理由もわからず収容所に送られたという政治闘争。そこに世界史に類のない大飢饉が重なって、彼らが送られた収容所は凄惨極まりない地獄と化し、大量の餓死者を続出したのだ。映画は、半世紀以上を経て、「生還率10%」ともいわれた収容所を生き延びた人々が、それぞれの体験をカメラの前で証言するドキュメンタリー。撮影は2005年から2017年にかけて行われ、120人の証言、600時間に及ぶ映像素材から完成した。

このたび公開されたポスターは、証言者の姿と、収容所があったゴビ砂漠に野ざらしにされた人骨が異様な迫力で迫ってくるデザインになっている。

死霊魂

死霊魂

死霊魂

死霊魂

死霊魂

死霊魂

作品タイトル:『死霊魂』
監督・撮影:ワン・ビン
製作:セルジュ・ラルー、カミーユ・ラエムレ、ルイーズ・プリンス、ワン・ビン
原題:死霊魂
英語題:DEAD SOULS
フランス、スイス|2018年|8時間26分(3部合計)|DCP|カラー
日本語字幕:最上麻衣子(第一部)、新田理恵(第二部、第三部)
配給:ムヴィオラ

公式サイト:http://moviola.jp/deadsouls/
コピーライト:(c)LES FILMS D’ICI-CS PRODUCTIONS-ARTE FRANCE CINÉMA-ADOK FILMS-WANG BING 2018

6月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

 

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