『プリンセス・ダイアナ』没後25年、センセーショナルな映像の数々から真実を見つける日本版予告解禁!

プリンセス・ダイアナ
(C)Kent Gavin

ダイアナ元妃の人生を辿るドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9月30日(金)公開)の予告編が解禁された。

世界中で大フィーバーを巻き起こし、日本でも高い人気を誇ったダイアナ元皇太子妃のドキュメンタリー映画が、没後25年となる今年秋、世界で初めて劇場公開される。歴史に残る結婚式。子供が生まれた日。離婚にまつわるスキャンダル。AIDSの子供を抱きあげる姿。そして彼女が亡くなった日――。カメラは全てを映し出していた。世界中で25億人が見たという、「ダイアナ妃の葬儀」。むきだしの映像が、ダイアナ元皇太子妃の人生を物語る。

ダイアナ妃の人生、そして悲劇的な死については過去にも何度も語られてきたが、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートを果たした経験を持つ、気鋭のドキュメンタリー作家エド・パーキンズ監督(Netflix「本当の僕を教えて」)が手掛ける本作は、1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界中が悲しみに暮れた突然の死までの16年間が、当時のニュース番組の映像やホームビデオなど、あらゆるアーカイブ映像を繋ぎ合わせて語られ、これまで以上にダイアナを新鮮で身近に感じられるよう構築されている。

解禁された予告編では、ダイアナの波乱に満ちた人生の断片が綴られる。ダイアナの葬儀に参列したある男性がメディアに向かって「マスコミが殺した」と責め立てる痛烈な一言から始まり、当時20歳の幸せいっぱいの新婚の日々から、パパラッチに追われダイアナの顔から次第に笑顔が消えていく様子まで、世界で最も愛されたはずの彼女がその愛によって傷つけられていく様子が映し出される。

「注目される立場を割り切らないと正気を失うよ」と皇室の人間として生きるための心構えを説くチャールズ皇太子と、「彼女の日常を全部知りたいの」と欲望を語る大衆。そして「望んでいるのは読者だ」と訴えるメディアの声。執拗にカメラに追われ「やり方がひどいわ」と嘆きカメラのレンズを手で覆うダイアナの姿など、すべてが生々しくスキャンダラス。彼女がもたらした異常な熱狂の秘密が暴かれていく。映画は誰を擁護するでもなく、徹底して第三者の目から静観する形で時代を映し出していき、私たちに一つの問いを突き付ける。――彼女を本当に“殺した”のは誰?

まさに彼女によって世界的に有名になったといっても過言ではない“パパラッチ”という言葉。SNSやデジタルの発達で有名人と一般人の境界があいまいになっていく現代に、本作は問いを投げかけていく。誰もが知る事実でありながら、誰も知らない真実を突き詰めていく、注目のドキュメンタリー作品『プリンセス・ダイアナ』は9月30日(金)公開。

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