ケイシー・アフレック主演、ビル・ポーラッド監督の最新作『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』(2025年1月31日(金)公開)より、実際のアルバム「Dreamin’ Wild」のジャケットと、それを劇中で完全再現した写真が公開された。
本作は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話をもとに、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(14)以来、8年ぶりにビル・ポーラッドが監督・脚本を務めた長編作。第79回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映されるや、大きな注目を集め、米辛口批評サイトRotten TomatoesではTomatometer(批評家の評価)90%と高い評価を受けた。
今回解禁されたカットは、本作のモデルとなった実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が1979年当時に発売した実際のアルバム「Dreamin’ Wild」のジャケット(右)と、それを劇中で完全再現した写真。ブルーの背景にギターを持った青年期のドニー(ノア・ジュプ)とジョー(ジャック・ディラン・グレイザー)がポーズを決めていて、当時一世を風靡したエルヴィス・プレスリーを彷彿とさせる襟を立てたお揃いの白いジャンプスーツ、胸元から見えるネックレス、さらにはその表情まで完璧に再現されたカットとなっている。
米ワシントン州フルーツランドの田舎町にある家族経営の農場で育ったドニーとジョーのエマーソン兄弟は、父が自作で建てたスタジオで、10代で初のアルバム「Dreamin’ Wild」を自主制作し、リリースする。当時は、商業的に成功することはなかったが、約30年の時を経て有名なレコード収集家のジャック・フライシャーが発掘。ベッドルーム・ポップといわれる、ファンク、ヨットロックなどを融合させた唯一無二の楽曲は、たちまち音楽ブロガーやSNSで爆発的に人気を博して話題となり、日本の楽曲をリイシューしていることでも知られる、目利きの米レコードレーベル「Light in the Attic Records」によってアルバムがリイシュー(再発盤)された。
彼らの楽曲は、アメリカの音楽メディアPitchforkで「ティーンエイジャーのための神のような交響曲」と高く評価されている。また、ドニー&ジョー・エマーソンは、近年活動を再開させ、30年ぶりとなるスタジオ収録シングル「SEARCHING b/w FINALLY FOUND SOMEONE」を2024年10月にリリースし、話題を呼んでいる。
ストーリー
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし…。
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』
出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル、ウォルトン・ゴギンズ、ボー・ブリッジス
監督・脚本・製作:ビル・ポーラッド
2022年/アメリカ/カラー/2.35:1/5.1ch/111分/G/英語/原題:Dreamin’ Wild
配給:SUNDAE
(C) 2022 Fruitland, LLC. All rights reserved.
公式サイト:sundae-films.com/dreamin-wild
2025年1月31日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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