『ドリームプラン』ウィル・スミスがSAGアワード主演男優賞受賞!ウィリアムズ家族を演じたキャストが語る特別映像解禁

ドリームプラン

映画『ドリームプラン』(公開中)で主演を務めたウィル・スミスが、本日発表された全米映画俳優組合賞(SAGアワード)にて《主演男優賞》を受賞した。あわせて、キャストが語る特別映像が解禁された。

本作でウィル・スミスが演じたのは、世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズを育てあげた実在の人物リチャード・ウィリアムズ。テニス経験ゼロにも関わらず、2人の娘が生まれる前から独学で78ページにもわたる「計画書」=“ドリームプラン”を作った破天荒な父親だ。どんなに無謀だと言われても揺るがぬ信念を持ち、子供の可能性に人生のすべてを捧げ、不可能をぶち壊し突き進んでいくリチャードの姿が心を揺さぶる。

母オラシーン役のアーンジャニュー・エリスをはじめとする共演キャストやビーナス・ウィリアムズ、製作を務めたウィリアムズ家の長女イシャ・プライスが見守る中、ウィルは涙で言葉を詰まらせながらも「おそらく今は僕のキャリアの中で一番素晴らしい瞬間です。僕が演じたリチャード・ウィリアムズは他に類を見ないドリーマーです。彼は一見破天荒とも思える事でも信じ続ける力を持っていた。それはまさに、ありえないことを可能にするために必要不可欠なことです。」とリチャードについて言及した。

そして、キャストやウィリアムズ一家に対し、「アーンジャニュー、君は毎日本物を追い求め、本当に美しく寡黙でパワフルに、オラシーンの素晴らしい正義を表現しました。そしてサナイヤ、デミ、君たち二人の若い女優と共演できたのは本当に光栄でした。彼女たちとの共演は僕の人生の中でも最も素晴らしいもののひとつになりました。ビーナスとセリーナ、ウィリアムズ一家は私やチーム、ストーリーを信じてくれました。心からウィリアムズ一家に感謝し、この素晴らしい家族の物語を世に広められたことを本当に誇りに思います。ありがとうございます!」と感謝と喜びのコメントを語った。

アカデミー賞前哨戦として注目されるSAGアワードを獲得した本作より今回解禁されたのは、3度目のアカデミー・ノミネートとなったウィルをはじめ、母オラシーンを演じ【助演女優賞】候補となったアーンジャニュー・エリス、テニス界最強姉妹ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を演じたサナイヤ・シドニーデミ・シングルトンらの演技と、ウィリアムズ家の絆に迫る特別映像

冒頭、「俺は誰にも尊敬などされなかった」と父・リチャードが告白する。父と共にコンプトンの劣悪な環境で練習を続けた姉妹を演じたサナイヤデミは、「セリーナとビーナスは知ってたけど、家族についてはよく知らなかった」、「父親がコーチをしてたのは知っていた」と明かす。

世界最強姉妹誕生には家族の強い絆があった。ウィルは「ウィリアムズ家はまさに最強のチームだった」と指摘する。アーンジャニュー・エリスが、姉妹を演じたサナイヤとデミについて「2人はすぐに打ち解け、本物の姉妹みたいにじゃれあってたわ。サナイヤとデミは複雑な役を見事に演じた」と絶賛。「ウィルと共演できるなんて最高」、「初めて会ったときは感激した」と2人が共演の喜びを語り、「いつも短パン姿だった。いつも彼をからかってたわ」「スクリーンに映る家族の姿は私たちの姿そのものよ」と和気あいあいで撮影が進んだ。

家族が一体となって夢に突き進む姿を、本物の家族のように撮影中過ごし、ウィリアムズ一家を演じたキャストたち。彼らがパームスプリングス国際映画祭でアンサンブルパフォーマンス賞を受賞したのも頷ける。

そしてリチャードとともに姉妹を世界最強のテニスプレーヤーにした影の功労者ともいえる、母オラシーンの姿も本作では印象的に描かれる。仕事に育児にテニスの試合戦略を練るなど、リチャード以上に献身的な愛と情熱を注いだ女性だ。自信をなくした夫への叱咤激励も辞さない強い妻として、母として、常に家族を支え、熱いエールを贈る迫真の演技を披露したのはアーンジャニュー。本作でアカデミー賞【助演女優賞】にノミネートされたほか数々の賞を受賞している。

ウィルは彼女について「アーンジャニューは名優さ。シーンや人間関係を的確につかんで演じるんだ」と舌を巻き、セリーナ役のデミは「俳優としても人としても尊敬してる。彼女が大好きよ」と微笑む。そして、「信じる心と愛と家族についての力強い物語」だと父を演じたウィルの言葉を受けて、サナイヤが「ウィリアムズ一家は強い愛と絆で結ばれてた。本当に素晴らしい」と結んでいる。

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