クリストファー・ノーラン監督『デューン 砂の惑星PART2』を絶賛 ヴィルヌーヴ監督との対談映像解禁

デューン 砂の惑星PART2
ティモシー・シャラメ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

『デューン 砂の惑星PART2』(3月15日(金)日本公開)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と、『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督の対談映像が解禁された。

原作は、その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる惑星・デューンを舞台に壮大な宇宙戦争を描いた「デューン 砂の惑星」(フランク・ハーバート著/早川書房)。2021年に劇場公開された前作は、全世界で4億ドルを超す大ヒットを記録。第94回アカデミー賞でも最多6部門を受賞した。過酷な砂の惑星デューンを舞台に、100年間続くアトレイデス家とハルコンネン家の壮絶な戦い。最新作となる本作では、ハルコンネン家の策略により一族全員を殺され、唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール(ティモシー・シャラメ)の復讐がついに幕を開ける。

デューン 砂の惑星PART2

本作を鑑賞したノーラン監督は、解禁された映像で「もし(前作)『DUNE/デューン 砂の惑星』が『スター・ウォーズ』だとしたら、このPART2は“帝国の逆襲”だと思う。『スター・ウォーズ』シリーズの中で一番好きな作品だ。それにPART1で描かれたすべてが信じられないほどエキサイティングに展開していると思った」と、映画史に残る名作のタイトルと共に本作を絶賛。自身も『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の大ファンだというヴィルヌーヴ監督が、これに対し感激する様子が収められている。

すでに世界中から称賛を浴びている“PART2”だが、ヴィルヌーヴ監督が『デューン』2作目を製作するにあたり最も配慮したことの一つが、「観客に既視感を感じさせないようにすること」だったという。「新しいロケ地を探し、セットも一新して、1作目で登場した場所には戻らなかった。1作目の美しいカラーパレットや境界の定義がすでにあったおかげで、それらの要素を再定義する必要はなく、1作目でうまくいった非常に特殊な表現を使うことができたんだ」と、自身と最高のスタッフ陣とで生み出した前作の良さを引き継ぎながら、新しい見せ方を模索していったことを明かしている。

想像を超える圧倒的ビジュアルセンスや深い余韻を残すストーリーテリングで熱狂的な支持を集め、常に映画界のトップを走り続けている両監督。何より自らが大の映画好きである二人の、笑顔溢れる対談の様子は見逃せない。

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