第35回東京国際映画祭コンペティション部門選出!鈴木亮平×宮沢氷魚『エゴイスト』予告映像・本ビジュアル解禁

エゴイスト

映画『エゴイスト』(2023年2月10日(金)公開)の予告映像・本ビジュアルが解禁された。

愛と毒のある切り口で数々の名コラムを世に送り出してきた高山真の自伝的小説(タイトル同名)を、主人公の浩輔役に鈴木亮平、浩輔の恋人となる龍太役に宮沢氷魚、さらに浩輔の父親役に柄本明、龍太の母親役に阿川佐和子を迎えて、松永大司監督が映画化した本作。先日開催された第35回東京国際映画祭では見事コンペティション部門に選出され、いち早く鑑賞した観客からも称賛を集めるなど、来年の公開作品でありながら、既に注目を集めている。

解禁された予告映像に映し出されるのは、まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きているファッション誌編集者の浩輔(鈴木亮平)。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母(阿川佐和子)を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)。2人は惹かれ合い、恋人になるまで時間はかからなかった。

息子がゲイであることを知らずに「お前もそろそろいい歳なんだし。いい人いないのか」と悪気なく言ってくる父親(柄本明)の言葉をかわしつつも、龍太の実家を初めて訪れる時には「恋人の親に会うとか無いから」と不安や緊張でいっぱいになる浩輔。普段は年上の恋人として余裕を見せる浩輔の頼りない姿に「いつも通りで大丈夫だから。恋人だなんて言うわけないでしょ」と優しく背中を押す龍太。14歳で母を失い、未だ亡き母を思慕する浩輔にとって、時に龍太の母も交えながら和やかな満ち足りた時間を重ねていくことは幸せそのものだった。しかし、ドライブに出かける約束をしていたある日、龍太は姿を現さず、浩輔の元に一本の電話がかかってくる…。

終盤に畳み掛けられていく幸せに満ちた2人の姿から一転、「僕は愛が何なのかよくわからないです」という浩輔が絞り出す弱々しいつぶやきで幕を閉じる予告。その後押し寄せる展開がとても気になる内容となっている。

また本ビジュアルは、浩輔と龍太がベッドでキスを交わすシーンを切り取ったもの。本作で鮮烈な愛を体現した鈴木と宮沢の姿のほかに、タイトル『エゴイスト』が示す意味のヒントを表した「愛は身勝手。」というストレートでシンプルなキャッチコピーも目を引く。

『エゴイスト』は2023年2月10日全国公開。

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原作者・高山真プロフィール

東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業後、出版社で編集に携わる傍ら、エッセイストとして活躍。著書に「恋愛がらみ。不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ」(小学館)、「羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界」(集英社)、「愛は毒か 毒が愛か」(講談社)など。2020年没。

https://dps.shogakukan.co.jp/egoist
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『エゴイスト
(C) 高山真/小学館

ストーリー
14歳で母を失い、田舎町でゲイである自分の姿を押し殺しながら思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。

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