1980年代、痛烈な言葉と音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンドザ・スミス のボーカルリスト、スティーブン・モリッシーが若き日の苦悩と挫折を乗り越え、のちに世界にはばたくミュージシャンとして生きる決意を描いた青春音楽映画『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』が、5月31日(金)よりシネクイントほか全国公開となる。
2017年エジンバラ国際映画祭クロージングほか、世界各国の映画祭にて高い評価を受けた話題作がいよいよ日本公開、このたび予告映像とポスタービジュアルが完成、追加スチール写真が解禁となった。さらに、4月19日(金)よりオリジナルステッカー特典付きムビチケ(1400円)の発売が決定となった。
若き日のモリッシーを演じるのは『ダンケルク』で一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしたジャック・ロウデン。モリッシーの才能を見抜き後押しするアーティストの卵、リンダー役には「ダウントン・アビー」シリーズのジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。モリッシーを誘惑する職場の同僚役には新作ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」で大抜擢されたジョディ・カマー。まさに旬のスターが競演し、ニューヨーク・ドールズ、ロキシーミュージック、セックス・ピストルズ、モット・ザ・フープルほか、1970年代を代表するアーティストたちの楽曲で彩られる。監督は、マンチェスター出身のマーク・ギル。短編作品でアカデミー賞短編映画賞ノミネート他数々の受賞を経て、本作で長編デビューを果たす。5月下旬には来日も決定した。
新ビジュアルでは、みえない未来を見据えるモリッシーの傍に、のちにザ・スミスを結成するギタリスト・ジョニー・マー(予告映像にも登場)がギターを抱え並ぶ。
1976年のマンチェスター。学校をドロップアウトしたスティーブン・パトリック・モリッシーは、音楽への情熱は人一倍だが、コミュニケーションが苦手な皮肉屋の17歳。予告編は、「地元の音楽シーンは最悪」と反発し、仕事をサボって詩に夢中になる姿からはじまる。「仕事か音楽か選べ」といわれ仕事を辞めた彼は、友人リンダーの「行動してチャンスを掴んで」という言葉に勇気づけられ、掲示板のメモを頼りにバンドを結成。音楽活動は順調でロンドンのレーベルからオファーを受けるが、必要とされていたのはスティーブンではなかった…「世界は僕を必要としていない」どうしてよいかわからず苦しむ中、彼の才能を信じる人々に後押しされ「たとえ世界に望まれなくても、僕はうたう」と、再び詩を書き歌いはじめるー。最初は自信のない“ただのスティーブン”が苦悩と挫折を乗り越え、やがて“毒舌モリッシー”となり、ミュージシャンとしてのアイデンティティを確立していく未来を予感させる。
わずか5年で世界を虜にし、スミス解散後も、精力的な活動や言葉で、アーティストやファンの心を魅了し続けるモリッシーの‘はじまりの物語’ 。挫折や苦悩にも、「夢」を、「自分」をあきらめずに前に進む姿に勇気をもらえる珠玉の青春“音楽”映画が誕生した。
ストーリー
1976年マンチェスター。高校をドロップアウトしたスティーブン・モリッシーは、ライブに通っては批評を音楽紙に投稿するだけの毎日。家計を助けようと就職しても職場に馴染めず、仕事をサボって詩を書くことが唯一の慰めだった。そんな時、美大生のリンダーと出会い、彼女の後押しもあってバンドを組むことになる。初ライブは成功、スティーブンはミュージシャンになろうと仕事を辞める。しかし順調に思えた彼を待ち受けたのは、別れや挫折だった。1982年、それでもあきらめずに音楽を続けるスティーブンの元に1人のギタリストが訪ねてくる。それは、のちに彼と「ザ・スミス」を結成するジョニー・マーだった。
作品タイトル:『ENGLAND IS MINE(原題)』
出演:ジャック・ロウデン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジョディ・カマー
監督・脚本:マーク・ギル プロデューサー:オライアン・ウィリアムズ(『コントロール』)
2017年/イギリス/94分/カラー/シネスコ/PG-12
公式HP:eim-movie.jp
コピーライト:(c) 2017 ESSOLDO LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
5月31日(金)、シネクイント ほか 全国ロードショー
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