2004年に公開された『機関車先生』以来、15年ぶりとなる伊集院静原作の映画化作品『駅までの道をおしえて』が、10月18日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開となることが決定となった。
「大人の流儀」シリーズで知られる、直木賞作家・伊集院静原作の同名小説「駅までの道をおしえて」(講談社文庫)。お互いに大切な存在を亡くした少女と老人の心あたたまる交流を通じ、かけがえのない時間に出会える珠玉の名作がついに映画化となる。
主役のサヤカ役には、『3月のライオン』やミュージカル「美少女戦士セーラームーン」などに出演し、<NHK>2020応援ソング「パプリカ」を歌う小学生5人よる音楽ユニット「Foorin」のメンバーとしても活躍する新津ちせが大抜擢。一般公募で集まった候補者の中でオーディションが行われ、当時小学1年生だった新津に白羽の矢が立った。撮影は丸1年という長い時間をかけて季節を追いながら、時系列でじっくり撮影するという、近年の日本映画には珍しい、贅沢なスタイルで敢行。少女の成長がリアルタイムに感じられる作品となっている。
新津が扮する主人公サヤカと出会い、心を通わせることになる孤独な老人・フセ役をパリを拠点に俳優・演出家として活躍し、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』でも強烈な印象を残した笈田ヨシが演じる。サヤカとフセの年の離れた友情が映画の見どころの一つとなるが、新津と笈田の年齢差は実に76歳。ともに犬好きなこともあり、本物の友達のように仲睦まじく撮影に挑んでいたという。
またサヤカを温かく見守る家族として、両親役には坂井真紀と滝藤賢一、近所で暮らす親戚役にマキタスポーツと羽田美智子、祖父母役には市毛良枝と塩見三省が扮する。さらにサヤカを取り囲む重要人物として、柄本明が動物病院の院長役、余貴美子が病院の婦長役を務め、日本を代表する豪華俳優陣の共演が実現した。新人女優・新津が見せるフレッシュで瑞々しい感性と、個性あふれるベテラン俳優陣が織りなす感動の物語にぜひご期待頂きたい。
なお本作は、京急電鉄の120周年記念タイアップ作品であり、協賛・協力企業として、全日本空輸、幸楽苑、マイナビ、日蓮宗、ベルジャポン、ブーランジェリーエリックカイザージャポン、アニマル・ドネーション、その他、様々な企業が名を連ねている。
ストーリー
8歳になるサヤカ(新津ちせ)は、大好きだった愛犬ルーの帰りを今でも待っている。そんなサヤカと、幼い息子を亡くした経験を持つ老人・フセ(笈田ヨシ)が出会い、互いに胸に抱えた“命の喪失感”を二人の絆で温かい想い出に変えていく―。
作品タイトル:『駅までの道をおしえて』
出演:新津ちせ/坂井真紀 滝藤賢一 マキタスポーツ 羽田美智子 /柄本明 余貴美子/市毛良枝 塩見三省/笈田ヨシ
脚色・監督:橋本直樹
原作:伊集院静「駅までの道をおしえて」講談社文庫
企画・製作:GUM、ウィルコ
製作プロダクション:ウィルコ
配給・宣伝:キュー・テック
配給協力:GUM WORLD
公式サイト:https://ekimadenomichi.com/
コピーライト:(c)2019映画『駅までの道をおしえて』production committee
10月18日(金)より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開