2004年に公開された『機関車先生』以来、15年ぶりとなる伊集院静原作の映画化作品『駅までの道をおしえて』が、10月18日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開となる。
「大人の流儀」シリーズで知られる、直木賞作家・伊集院静原作の同名小説「駅までの道をおしえて」(講談社文庫)。愛犬の帰りを待ち続ける少女と息子を亡くした老人の心あたたまる交流を通じ、かけがえのない時間に出合える珠玉の名作がついに映画化された。
主人公サヤカ役には、『3月のライオン』のモモ役や、米津玄師がプロデュースした「パプリカ」を歌う音楽ユニット「Foorin」の最年少メンバーとしてもブレイク中の新津ちせが大抜擢。サヤカの友人となる老人・フセ役を演じるのはパリを拠点に俳優・演出家として活躍し、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でも印象を残した笈田ヨシ。その他、サヤカの両親役に坂井真紀と滝藤賢一、伯父夫婦にマキタスポーツと羽田美智子、祖父母に塩見三省と市毛良枝、さらに医療関係者に柄本明と余貴美子が扮し、あたたかくヒロインを見守る。
そしてこの度、本作の公開に向け、原作者の伊集院静氏より本作へ向けたコメントが到着した。「『駅までの道をおしえて』は、私にとって大切な作品のひとつだったのだとあらためて思いました」と自身にとっても思い入れのある作品であると綴っている。
また、講談社創業110周年と松屋創業150年を記念して、松屋銀座にて10月9日(水)より本作の原作者である伊集院静氏の企画展「大人の流儀 伊集院静展」の開催が決定した?
現代日本を代表する国民的作家のひとりであり、1981年のデビュー作「皐月」以来、今日まで小説家、作詞家、エッセイストなど、多様な分野の第一線で活躍し続けている伊集院静氏。本展では、大人としての生き方を模索し問いかける、シリーズ累計195万部突破の人気エッセイ集「大人の流儀」をはじめとする著作物から「もの」と「ことば」で作家・伊集院静氏という人物の素顔を紐解く。
さらに、展示の一環として『機関車先生』以来15年ぶりの映画化作品となる本作の公開を記念し、ここでしか見ることのできない特別な映像とパネル展示も実施される。原作の雰囲気そのままに制作された本作の心温まる写真の数々を堪能できる。
伊集院静氏(原作者) コメント
人はこの世に生まれた時から、別離をくり返してしまう運命にあるものです。
二十年近く前、若い編集者と、次はどんな小説を書こうか、という機会がありました。
「どうだろう?人と人の別離を書いてみたら?別離がテーマなのだけど、最後は何かまぶしい光が見えるような、希望が見えたのではないか、というような小説はどうだろう?」
この物語を書いた時に、大切なことは、自分のもとからいなくなった人やペットは、その人が忘れないでいれば、ずっと生きているということです。
こうして文章を書いてみると「駅までの道をおしえて」は、私にとって大切な作品のひとつだったのだとあらためて思いました。
「駅までって、どこの駅ですか?」と問われたことがあります。 それはあなたが出発し、帰る場所なのではとも思っています。
講談社創業110周年記念、松屋創業150年記念 大人の流儀 伊集院静展
会期:2019年10月9日(水)~10月22日(祝・火)
会場:松屋銀座8階イベントスクエア(東京都中央区銀座3-6-1)
開場時間:午前10時から午後8時
<10月9日(水)午後7時、10月14日(祝・月)・20日(日)は午後7時30分、最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで。>
主催:NHKサービスセンター
特別協力:講談社
協力:集英社、小学館、双葉社、文藝春秋、(公社)日本写真家協会、映画「駅までの道をおしえて」
協賛:サントリーホールディングス株式会社
企画制作:HSプランニング
入場料:一般1,000円(700円)、高校生700円(500円)、中学生500円(400円)、小学生300円(300円)
※( )は前売料金
※前売券はヤフーパスマーケット、ローソンチケット、セブンイレブンにて10月8日(火)まで販売。
Lコード32284/セブンコード079-032
お問合せ先:03-3567-1211(松屋銀座大代表)
ストーリー
8歳になるサヤカ(新津ちせ)は、大好きだった愛犬ルーの帰りを今も待っている。周りの大人たちはもう戻ってこないというけれど、サヤカは信じることができない。ある夏のはじめ、サヤカは1匹の犬に導かれ、喫茶店のマスター・フセ(笈田ヨシ)と出会う。彼もまた、大きな喪失を抱えて一人で生きていた。別れを受け入れられない2人は、互いのさびしさに寄り添ううちに、思いがけない友情で結ばれていく――。
作品タイトル:『駅までの道をおしえて』
出演:新津ちせ 有村架純/坂井真紀 滝藤賢一 マキタスポーツ 羽田美智子/柄本明 余貴美子/市毛良枝 塩見三省/笈田ヨシ
脚色・監督:橋本直樹
原作:伊集院静「駅までの道をおしえて」講談社文庫
企画・製作:GUM、ウィルコ
製作プロダクション:ウィルコ
配給・宣伝:キュー・テック
配給協力:GUM WORLD
公式サイト:https://ekimadenomichi.com/
コピーライト:(c)2019映画『駅までの道をおしえて』production committee
10月18日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開
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