『花椒(ホアジャオ)の味』予告編解禁! ―父の死で初めてお互いの存在を知った三姉妹の感動物語、11/5(金)公開

香港、台北、重慶—別々の土地で育った三姉妹は、父親の死でお互いの存在を初めて知り、出会う。父の火鍋店を継ぎ、秘伝のスープを再現する過程を通して、家族の温かさを知り、家族と自分自身と向き合う、癒しと成長の三姉妹の物語『花椒(ホアジャオ)の味』(11月5日(金)より全国順次公開)の予告編が解禁された。

三姉妹の長女ユーシューを演じるのは、香港のトップスターサミー・チェン(鄭秀文)。次女ルージーは、台湾の女優メーガン・ライ(賴雅妍)。三女ルーグオをリー・シャオフォン(李曉峰)

ユーシューが心を開く麻酔医チョイ・ホーサン(蔡浩山)にリッチー・レン(任賢齊)。元婚約者クォック・ティンヤン(郭天恩)にアンディ・ラウ(劉德華)。ルージーの母親ジャン・ヤーリン(張雅玲)に台湾のベテラン、リウ・ルイチー(劉瑞琪)。ルーグオの祖母リウ・ファン(劉芳)役に中国国家一級俳優のウー・イエンシュー(吳彥姝)。三姉妹の父親ハー・リョン(夏亮)役に、歌手・俳優のケニー・ビー(鍾鎮濤)

脚本・監督は『烈日当空(原題)』(監督)、『恋の紫煙』(脚本)のヘイワード・マック(麥曦茵)。プロデューサーは、香港電影金像奨を6度受賞し、2020年ヴェネチア国際映画祭で生涯功労賞の金獅子賞を受賞したアン・ホイ(許鞍華)

このほど解禁された予告編は、父亡き後継いだ火鍋店の賑わう店内の様子から始まる。美術指導のチャン・シウホン(張兆康)が、二層式の構造、厨房のかまど等香港の火鍋店の雰囲気を完全に再現した店では、プロの料理人が映画のために作った本物の火鍋が撮影に使用された。父の火鍋を再現しようと奮闘する時、湯気で眼鏡が曇ったユーシューをルージーとルーグオが笑いながら助けたり、すでに三人には打ち解けた雰囲気が漂う。そして、父は誰を一番愛したのか、切ない思い出話が続く。

その後、映像は三姉妹を支える周囲の人々との関係を描いていく。ユーシューとその元婚約者、心おきなく話せる友人の麻酔医。ルージーと、不安定な生活を心配する母親。ルーグオと、結婚しなさいと煩く言う祖母。大切な人と、まだ話し合える機会がある事を映像は提示していく。火鍋店のある香港島大坑(タイハン)の伝統的なお祭り”舞火龍”での、父ハー・リョンの姿は郷愁を誘うシーンだ。人は死んだあと、魂が昆虫に乗り移ると、部屋に出たゴキブリをパパかも、と笑い合う三姉妹。三姉妹は、助け合える温かい絆を得て、それぞれの問題に向きあい、人生を歩んでいく…。

『花椒の味』は、11月5日(金)より新宿武蔵野館他全国順次公開。

ストーリー
疎遠になっていた父が、突然店で倒れた。ユーシュー(如樹/サミー・チェン)は、会社から病院に駆けつけるが、もう亡くなった後で話すこともできなかった。久しぶりに店に来て、渡された父の携帯から、自分の名前に似た知らない名前を見つける。葬儀の日、台北からプロのビリヤード選手でボーイッシュな次女ルージー(如枝/メ―ガン・ライ)、重慶からオレンジの髪色で表情豊かな三女ルーグオ(如果/リー・シャオフォン)が現れ、初めて3人の異母姉妹が顔を合わせる。香港島大坑(タイハン)にある、父が経営していた火鍋店「一家火鍋」の賃貸契約はまだ残っており、解約すれば違約金も発生する。従業員もいる。ユーシューは、父の店を継ぐことを決心する。しかし、誰もレシピを知らないため、常連客の望む“父の麻辣鍋”のスープが作れない。客足は少しずつ遠のく。ルージー、ルーグオも駆けつけ、三姉妹は、なんとか父秘伝の味を再現しようと奮闘する。

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