
“第三帝国”にかかわった市井の人々の証言を記録したドキュメンタリー『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』(8月5日(金)公開)の本予告映像と追加場面写真が解禁された。
ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”が犯した、人類史上最悪の戦争犯罪“ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】”を実際に目撃した人々。本作は、武装親衛隊のエリート士官から、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢になったドイツ人やオーストリア人など加害者側の証言と、当時の貴重なアーカイブ映像を記録したドキュメンタリーだ。
解禁された本予告映像では、ナチス政権下の貴重なアーカイブ映像と、“第三帝国”に関わった人々の現在のインタビュー映像が映し出される。「この作品に登場する少年少女は、人類史上最悪の犯罪“ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】”を目撃した。これは、ナチス・ドイツの子供たちが晩年を迎え語った加害者側の証言ドキュメンタリーである」というナレーションと共に、ハーケンクロイツ旗の隣で一列に並び敬礼するドイツ市民の姿や、ヒトラーユーゲントの少年たちが行進する様子などが切り取られ、当時の様子を窺い知ることができる。
一方、予告映像の後半では“第三帝国”に関わった人々が証言する「知らなかったとしても加担していた。結局私たちも加害者なんです」といった罪を認める言葉や、「他の人のことは言えませんが私は何も知りませんでした」と自己弁護する発言に対し、「皆が知ってた。誰も言わなかっただけよ」と非難する声、そして「目をくらまされるな!」と若者たちに必死に訴えかける、証言者たちの現在の映像も映し出される。現代を生きる我々は、彼らの言葉に何を感じ、何を学ぶのか―。不穏な空気が漂う現代にこそ重要なメッセージが込められた予告編映像となっている。
併せて解禁された追加場面写真では、本編の中で貴重な証言を残した、今は歳を重ねたかつてのヒトラー・チルドレンたちが映されている。貴重な証言が詰まった映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』は、8月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー。










ストーリー
イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼らは、ナチス政権下に幼少期を過ごし、そのイデオロギーを神話とするナチスの精神を植え付けられて育った。戦後長い間沈黙を守ってきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や、受容してしまったことを悔いる言葉だけでなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、果てはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。監督は証言者たちに問いかける。戦争における“責任”とは、“罪”とは何なのかを。
作品タイトル:『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』
監督・撮影:ルーク・ホランド
製作:ジョン・バトセック、ルーク・ホランド、リーテ・オード
製作総指揮:ジェフ・スコール、ダイアン・ワイアーマン、アンドリュー・ラーマン、クレア・アギラール
アソシエイト・プロデューサー:サム・ポープ
編集:ステファン・ロノヴィッチ/追加編集:サム・ポープ、バーバラ・ゾーセル
音楽監修:リズ・ギャラチャー
2020年/アメリカ=イギリス/ドイツ語/94分/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/原題:Final Account/字幕翻訳:吉川美奈子/字幕監修:渋谷哲也/ナチス用語監修:小野寺拓也
配給:パルコ ユニバーサル映画
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/finalaccount/
公式Twitter:@finalaccount_jp
コピーライト:(C)2021 Focus Features LLC.
8/5(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
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