映画『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』(2月14日(金)公開)と、漫画「セシルの女王」(小学館)がコラボレート。「セシルの女王」作者である、こざき亜衣描き下ろしのイラストポスターが公開された。
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こざき亜衣描き下ろしイラストポスター
本作は、英国史上最もスキャンダラスで悪名高い暴君ヘンリー8世と、その6番目にして最後の妻キャサリン・パーが生き残りを賭けて戦う、静かな恐怖に息を呑むサバイバル・スリラー。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映後には、ミシェル・ヨー、マリオン・コティヤールを含む観客から8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こった。
在位38年間で離婚と処刑を繰り返した暴虐な絶対君主ヘンリー8世を演じるのはジュード・ロウ。その最後の妻キャサリン・パーをアリシア・ヴィキャンデルが演じる。監督は『見えざる人生』(2019年、第16回ラテンビート映画祭)で第72回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞のカリン・アイヌーズ。監督作のほとんどが世界三大映画祭で受賞・ノミネートを果たすなど世界が認める名監督。本作はブラジル人のアイヌーズ監督にとって初の英語作品となる。
![画像2](https://www.anemo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/firebrand_0207_03.jpg)
こざき亜衣による漫画「セシルの女王」は、ヘンリー8世の次女・エリザベス1世を女王にしたウィリアム・セシルを主人公に、宮廷ドラマを描いており、ジェーン・スー、宇垣美里らも絶賛の人気作。先日発売された最新刊である第8集は、まさに映画と同じヘンリー8世とキャサリン・パーの時期が描かれている。今回公開されたイラストポスターは、こざき亜衣が映画本編を鑑賞し描き下ろした特別イラストだ。
![画像3](https://www.anemo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/firebrand_0207_05.jpg)
強い瞳でこちらを見つめるのは本作の主人公キャサリン・パー。その顔には指でなぞられたような血の跡がベッタリとついている。キャサリンの白く美しい指は血で染まり、服にまで飛び散った血は“何か”が起こったことを予感させる。そんな彼女の腕を鷲掴む大きな手は夫で偉大なるイングランド国王ヘンリー8世だろう。その指にもまた血が付着している。
こちらのイラストポスターは全国6館の映画館(TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ミッドランドスクエア シネマ、OSシネマズミント神戸、シネマクレール、フォーラム仙台)でも掲出される予定。
さらに、こざき亜衣と、阿部寛がヘンリーを演じ吉田鋼太郎が演出を務めた2022年の舞台「ヘンリー八世」でヘンリー8世の2番目の妻にしてエリザベス1世の母であるアン・ブリンを演じた山谷花純、「セシルの女王」監修を務めるイギリス史家の指昭博から本作へのコメントが到着した。
コメント
王と王妃。おとぎ話とは程遠いパワーゲームの中、降りる事の許されない彼女が選んだ道とその覚悟の重さに平伏すしかない。
豪奢な世界観に、不釣り合いなはずの生々しい人の息遣いや血の生ぬるさがしっくりと馴染む。
これが、テューダー朝の『匂い』なんだ。
こざき亜衣(漫画家)
宮廷に渦巻く策謀の闇を、大胆に凝縮した濃密なストーリーと史実に依拠した巧みな人物設定で描く。追い詰められたパーがただひとり自らの意志と力で苦境に立ち向かう脚本は圧巻。
指昭博(イギリス史家/神戸市外国語大学 名誉教授)
日陰を歩く者達は、どうやって心と体を温めるのだろう。
沸々と燃えたぎる野心信念覚悟。
他者からの言葉に惑わされず、全うしたキャサリンの人生に、光を感じた人間がここに1人いた。
山谷花純(俳優)
![画像4](https://www.anemo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/firebrand_0207_02.jpg)
![画像5](https://www.anemo.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/firebrand_0207_01.jpg)
ストーリー
舞台は16世紀の英国、テューダー朝。5人の前妻は追放、処刑、出産死亡…絶対権威のためには容赦なく王妃を切り捨てる暴君ヘンリー8世と望まぬ結婚をした6番目にして最後の妻キャサリン・パー。イングランド国教会を設立したヘンリーに反して、キャサリンはプロテスタントの信念に基づき血塗られた国を光ある未来に導きたいと願っていた。国王と対立する立場であることを告発されてしまったキャサリンは、あらゆる政治的陰謀が絡み合う宮廷で“異端の証拠探し”に巻き込まれる。キャサリンは前妻たちのように国王に首をはねられるのか、それとも病に蝕まれた国王が先に死ぬか。息を呑む生存をかけた戦いが始まる!
『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』
出演:アリシア・ヴィキャンデル、ジュード・ロウ、サム・ライリー、エディ・マーサン
監督:カリン・アイヌーズ
2023年/イギリス/英語・ラテン語/120分/4Kスコープ/カラー/5.1ch/原題:FIREBRAND/日本語字幕:中沢志乃
配給:ロングライド
(C) Brouhaha Entertainment Limited 2023
公式サイト:https://longride.jp/firebrand/
公式X:@firebrand_movie