ジャック・オディアール監督『パリ13区』の脚本を手がけるなど、フランスで最も注目される新鋭レア・ミシウス監督最新作『ファイブ・デビルズ』(11月18日(金)公開)の本編映像と場面写真が解禁された。
嗅覚に不思議な力をもつ少女はこっそり母の香りを集めている。そんな彼女の前に突然、謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていく──。
ひと足先に映画を鑑賞した人たちからは「今までに見たことのない新しい映画体験」「どの部分を切り取っても美しい」「必ずまた観たくなる傑作!」と、早くも絶賛の声が上がる本作。初解禁された本編映像に映し出されるのは、嗅覚に不思議な能力を持つ少女ヴィッキーが鍋で何かを煮ている不気味なシーン。おどろおどろしい音楽が流れる中、真剣な表情で鍋の中の黒い液体をかき混ぜるヴィッキー。鍋の中に次々と得体の知れない物が投げ込まれていく。まさに魔女の黒魔術の儀式かのよう…。いかにも悪臭がしそうな液体を作るヴィッキーの真意とは。映像から漂う薄暗い不穏な空気も相まって、その先の展開が気になるばかりだ。
レア・ミシウス監督は、映像の中で強烈な存在感を見せるヴィッキーを演じるサリー・ドラメとの出会い、そして撮影中のエピソードについて「驚くべきことに、彼女を見つけるのには時間がかりませんでした。はじめの候補者の中に彼女がいて、すぐにヴィッキーは彼女だと気づきました。私のキャスティングはいつも、一目惚れのようにうまくいきます。サリーは、年齢から出る深みを持つ、大人顔負け顔をしています。分別のある聡明な老婆のようでした。はじめ、彼女はどのように演じて良いのかわからず、セリフを暗唱していました。しかし話を聞く子どものように、真剣に集中して、一生懸命に忍耐強く取り組んでいました。撮影現場では本領を発揮し、内側から自分のキャラクターを育てていく方向を理解し、本物の女優になったと言えるでしょう。撮影が終わりに近づくと、主演のアデルと同じように彼女は自分自身を演出していたのです。信じられませんでした。」と語っている。
あわせて解禁された新場面写真には、アデル・エグザルコプロス演じるジョアンヌが夫のジミーに向かって叫んでいる衝撃的なシーンや、ヴィッキーがビンに集めている母の香りを嗅いでいる様子、ジョアンヌの同僚であるナディーヌが青い舌を出しているショッキングな場面などが写し出されている。
不吉で怪しい村“ファイブ・デビルズ”では一体何が起こっているのか。物語の行方を、ぜひスクリーンで。
ストーリー
嗅覚に不思議な力をもつ少女はこっそり母の香りを集めている。そんな彼女の前に突然、謎の叔母が現れたことをきっかけに彼女のさらなる香りの能力が目覚め、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていく―。
《第75回カンヌ国際映画祭 監督週間正式出品 クィア・パルム選出》
作品タイトル:『ファイブ・デビルズ』
出演:アデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベング、ダフネ・パタキア、パトリック・ブシテー
監督:レア・ミシウス『パリ13区』
脚本:レア・ミシウス、ポール・ギローム
2021年/フランス/仏語/96分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:Les cinq diables/英題:The Five Devils/日本語字幕:横井和子
配給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/fivedevils/
公式Twitter:@5devils_movie
コピーライト:(C)2021 F Comme Film – Trois Brigands Productions – Le Pacte – Wild Bunch International – Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma – Division
11月18日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
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