ショーン・ペン監督&主演『フラッグ・デイ 父を想う日』父を信じ続けた娘の“本物の愛”が印象的な予告編&ビジュアル解禁

フラッグ・デイ 父を想う日

アカデミー賞(R)にも2度輝いた名優ショーン・ペン監督最新作『フラッグ・デイ 父を想う日』(12月 TOHOシネマズ シャンテほか全国公開)より、予告編とビジュアルが解禁された。

本作は、大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話を映画化。原作はジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが2005年に発表した回顧録「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」。『ミスティック・リバー』『ミルク』で主演俳優としてアカデミー賞(R)を受賞し、監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞2部門にノミネートされたショーン・ペンが構想15年をかけて監督・主演を果たした。自身の監督作に出演したのはこれが初めてとなる。

ショーンが演じるジョンの娘ジェニファーには彼の実娘であるディラン・ペン。ディランが本作の脚本を初めて読んだのは15歳の時で、父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意。ヒーローのような父への憧れがその実像を知ることで反抗心へと変わり、もがきながらも自立した結果、弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めてゆく娘を多彩な感情表現で見事に演じきった。

解禁された予告編は、アメリカ最大級の贋札事件を引き起こしたジョン(ショーン・ペン)が逃走し、今まさに警察の車と壮絶なカーチェイスを繰り広げる様子がTV中継され、それを目にしてしまうジェニファー(ディラン・ペン)の姿を捉えたショッキングな場面から始まる。

父とのかけがえのない思い出を振り返るジェニファーの言葉や幼い頃の回想シーンから伝わるのは、子どもたちに最高の世界を与えようとしたジョンが持つ奔放で魅力的な父親としての顔だ。一方で、「フラッグデイに生まれた男はクズって決まってる」というジョンの母親や「パパはあなたが思ってるような人じゃない」というジョンの妻の言葉、彼が危険な仕事に手を染めていることを伺わせる様子など、娘の知らない父の一面も垣間見えるシーンも。裏切られ父の実像を知ってもなお、その愛情は変わることなく父と真っすぐ向き合おうとした娘の姿を捉えた、深い人間へのまなざしと感動を予感させる映像となっている。

あわせて解禁されたビジュアルは、ジャーナリストへの道を歩き出したジェニファーとジョンが久しぶりに対面するシーンが、ふたりがともに過ごしたかつての光景とともにフィルムのように並べられ、ふたりの日々に寄り添う印象的なデザインとなっている。

なお、タイトルの『フラッグ・デイ』とは、アメリカ国旗制定記念日のこと。国旗制定記念日は全米が祝福し、この日に生まれた父ジョンは、自分は生まれながらにして祝福されていると感じ、特別な存在として成功する当然の権利があると信じていた。それは彼の人生を大きく左右し、父と娘の重要な日になる。

温かく正しいものだけが家族の絆ではなく、問題を抱えた不完全な人間を愛することができる美しさでもあると、観る者の心を激しく揺さぶる『フラッグ・デイ 父を想う日』は12月公開。

フラッグ・デイ 父を想う日
フラッグ・デイ 父を想う日
フラッグ・デイ 父を想う日
フラッグ・デイ 父を想う日

父はアメリカ最大級の贋札事件の犯人だった──
それでも抱きしめずにはいられない父との日々とは?
家族の絆が今この時代を生きる私たちの胸を熱くする驚愕の実話

ストーリー
1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョン(ショーン・ペン)が、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファー(ディラン・ペン)という娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく──「私は父が大好き」。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか?父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは?ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていく──。

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