『フレンチ・ディスパッチ』ストーリー予告(自転車レポーター編)&場面写真&メイキング画像一挙解禁!

『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したウェス・アンダーソン監督の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2022年1月28日(金)公開)より、ストーリー予告(自転車レポーター編)・場面写真・メイキング画像が一挙解禁された。

突如急死した編集長の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれる本作。最初に展開する物語では、向こうみずな自転車レポーターのエルブサン・サゼラック(オーウェン・ウィルソン)が登場し、トレードマークのベレー帽を被って自転車に乗りながら、劇中の舞台であるフランスの架空の街アンニュイ・シュール・ブラゼを紹介する様子が描かれる。

予告映像では、“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という性格のサゼラックらしい切り口で街の怪しい地区を軽快な口ぶりで説明。アンニュイ・シュール・ブラゼを愛する編集長アーサー・ハウイッツァー・Jr(ビル・マーレイ)が記事原稿を読み、「花屋を加えては?」「美しいところとか?」と提案するも、サゼラックは「イヤだ」「花は嫌いだ」とバッサリ。自由気ままなキャラクターや、画角や色味を工夫した演出などウェス・アンダーソンらしい作風に加え、舞台となっているフランスらしい詩的な情景も描き出された映像に期待膨らむ仕上がりとなっている。

前述の通り、劇中ではそれぞれの記者をメインとした物語が次々と展開していく。ウェス・アンダーソン監督は「短編のオムニバス映画を撮ることが長年の夢でした。「ニューヨーカー」と出版界で著名な記者に触発された映画です。長年にわたりフランスに住んでいましたので、フランスの映画、特にフランス映画に関係する映画を撮りたいとずっと思っていました」とその想いを吐露。

さらに、ウェス作品常連俳優でありながら、学生時代からの親友でもあるオーウェン・ウィルソンは「大学で相部屋だったとき、アンダーソンはいつも「ニューヨーカー」を読んでいました。珍しいですよね。定期購読していたかどうかは思い出せません。多分、経済的に無理だったかもしれません。でも、本当に熟読していました。物書きの卵にはうれしい贈り物ですよね。」と貴重なエピソードを振り返っており、長編10作品目にして夢を叶えたウェスの最新作の仕上がりにますます目が離せなくなりそうだ。

ウェス・アンダーソンが大きな信頼を寄せ、ウェス作品ファンも安心安定であろうオーウェン・ウィルソンの本作での活躍にもぜひご注目を。

イントロダクション
『ダージリン急行』(07)、『ファンタスティック Mr.FOX』(10)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『犬ヶ島』(18)といった名作の数々を生み出したウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作目を飾る最新作の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に急死、遺言によって廃刊が決まってしまう。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とは──?

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