『フレンチ・ディスパッチ』ティルダ・スウィントン、ベニチオ・デル・トロ登場のストーリー予告(確固たる名作編)解禁!

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したウェス・アンダーソン監督の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2022年1月28日(金)公開)より、ストーリー予告(確固たる名作編)、場面写真、メイキング画像が一挙解禁された。

突如急死した編集長の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれる本作。自転車レポーターのサゼラック(オーウェン・ウィルソン)によるルポルタージュに続いて展開するのは、美術界の表も裏も知り尽くすJ.K.L.ベレンセン(ティルダ・スウィントン)による第一話「確固たる名作」

服役中の凶悪犯、かつ天才画家の囚人モーゼス・ローゼンターラー(ベニチオ・デル・トロ)は、看守のシモーヌ(レア・セドゥ)をモデルに絵画を描いていた。彼の絵に目をつけた同じく囚人であり、画商のジュリアン・カダージオ(エイドリアン・ブロディ)は、モーゼスを美術界に売り出す画策をするも、まさかの展開が巻き起こり、セッティングした大切な展覧会は台無しに?!映像では、モーゼス以外の囚人たちやベレンセン、シモーヌたちが入り混じって暴動が巻き起こるカオスな状況のほか、裁判にかけられてしまったモーゼスをかばおうと「列席者の意見を聞く時間はありますか?結婚式だと…」と傍聴席から声を上げるが、裁判長から「ない。」と辛辣に断られるなどモーゼスに散々振り回されるジュリアンが映し出される。

“ベニチオ・デル・トロで映画を撮りたい”という長年の望みがあったというウェス。そのデル・トロ演じるモーゼスはウェスがずっとあたためていたキャラクターだったとのこと。「何年も前に、ずっと書きたいと思っていた、画家についての脚本を書きました。このエピソードの一部はそこからきています」と念願の思いを叶えたことを告白している。

またシモーヌを演じたレアがウェス・アンダーソン作品に出演するのは『グランド・ブダペスト・ホテル』以来、2度目。ウェスを尊敬するあまり、オファーがきた時は即答で「イエス!」と答えたというレアは、「彼の作品はとても豊かだと感じるのですが、それは視覚的に豊かであるというだけでなく、彼独特の演出手法があると思います。彼はとても詩的です。あまり感傷的になり過ぎないものの、同時に感傷的でもあるというところが好きなの。すべてのキャラクターには、その外見の下にリアルな感情があると思います」と唯一無二の作風で愛されるウェス作品の魅力を語っている。

選りすぐりのストーリーを振り返っていく過去パートをモノクロにしたり、また重要なシーンはカラーにしたりと、ウェスこだわりの演出はもちろん、ユニークなキャラクターたちがその魅力を余すことなく魅せてくれる本映像。長編10作品目となる本作で、ウェスは映画ファンにどんな新たな世界を観せてくれるのか?!

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