『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』2024年秋公開決定!前作から5年、新たな日々を見つめたドキュメンタリー映画

恋するピアニスト フジコ・ヘミング

2018年に公開されたドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』から5年、フジコ・ヘミングの新たな日々を見つめたドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』の2024年秋公開が決定した。

本作の撮影は2020年から4年間をかけて撮影され、世界中が止まったコロナ禍、そして少女時代に経験した戦時下においても、自分が愛すべき音楽に向き合ってきた姿を記録している。

フジコ・ヘミングは、日本人ピアニストとロシア系スウェーデン人画家を両親としてベルリンに生まれ、母の手ひとつで東京に育った。幼少の頃よりピアノを始め、世界的音楽家・レオニード・クロイツァー氏に師事。ベルリン芸術大学を優秀な成績で卒業後、ヨーロッパ各国でキャリアを重ね大作曲家レナード・バーンスタインらから高い評価を受け支援されるが、コンサート直前に風邪をこじらせ聴力を失ってしまう。絶望と貧困の中で治療に専念し、その後はドイツ各地で音楽教師として生計を立てながら演奏活動を続けた。

1999年、NHK ETV特集でその存在が紹介されると大反響を呼び、2年連続「日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞したCDアルバムは200万枚というクラシック界では異例の大ヒットを記録。その後はパリに居を構え海外公演の足場とし、世界の著名オーケストラとの共演も数多い。

2018年6月、ワールドツアーや知られざる生活を描いた初の劇場映画『フジコ・ヘミングの時間』が全国公開されるとロングランヒットとなり、第22回上海国際映画祭に招待されるなど海外でも公開が広がった。

“年齢非公表のアーティスト”として、80歳を超えた現在でも精力的に活動する彼女の姿は、人間の情熱に決して期限はないということを私たちに教えてくれる。その力強い指先から生み出される癒やしの音色とともに、フジコの人生に迫った美しいドキュメンタリー作品だ。

ティザーポスターには、愛犬とくつろぐフジコの周りに、自身が描いた花や動物たちのイラストが躍動し、観る者をフジコの世界に誘うようなデザインに仕上がっている。

作品タイトル:『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』
出演:フジコ・ヘミング
監督・構成:小松莊一良
配給:東映ビデオ

公式サイト:https://fuzjko-film.com/
公式X:@Fuzjko_film
コピーライト:(C)2024 「恋するピアニスト フジコ・ヘミング」フィルムパートナーズ

2024年秋 新宿ピカデリーほか全国公開

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