ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの半生を描いたランウェイ・ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏を追ったドキュメンタリー『Jean Paul Gaultier: Freak & Chic(原題)』が、『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』の邦題で9月29日(金)公開となることが決定し、日本版の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
ジャンポール・ゴルチエはマドンナの「コーンブラ」を手掛けたデザイナーとして知られ、映画衣装の分野でも『フィフス・エレメント』(97)や『私が、生きる肌』(11)など、多彩なキャリアを持つファッションデザイナー。ゴルチエ自らが企画・脚本・演出を手掛けた「ファッション・フリーク・ショー」は、2018年のパリ公演を皮切りに、今年5~6月には日本公演も開催され、全世界で35万人を動員した大人気公演。そんな熱狂のステージの裏側に2年間も密着して作られたドキュメンタリーが本作だ。
このたび解禁された予告編は、「子どもの頃の夢はショー(を創り上げること)だった。夢をかなえる時がきた」というゴルチエのセリフから始まる。煌びやかなショーの世界に憧れた少年は、やがて世界的なファッションデザイナーとなり、そのキャリアの集大成として自らの人生を舞台化することになった。
実際にパリコレを飾ったオートクチュールを纏うダンサーたちの姿や、本番に至るまでの壮絶なレッスン、ゴルチエのデザイン画を元に繊細かつ緻密にドレスを創り上げていく衣装スタッフ、また、本番ぎりぎりまで修正を重ね、一切の妥協を許さないゴルチエの姿など、ステージの裏側で渦巻く創造の喧騒が映し出されていく。
また、本作はミュージカルで表現されたゴルチエの半生が、本人の口から改めて語られる貴重な映像資料でもある。「ファッション・フリーク・ショー」を未見のユーザーも、彼の比類なき創造性と仕事術、そして周囲を気遣う人間性を知ることができる作りとなっている。特にファッション業界に携わる者は必見だ。
あわせて解禁されたポスタービジュアルは、「ゴルチエの本当の物語を知りたい?」というキャッチに加え、彼の代名詞ともいうべきマリンボーダーが印象的なデザイン。ゴルチエを囲むように散りばめられているのは、彼の人生を彩ってきたアイテムや人物たち。まさに、ゴルチエの人生を体現するかのような1枚となっている。
『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』は9月29日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテほか全国公開。
ストーリー
奇想天外&ファンタスティックなデザインで有名なクチュリエ(男性デザイナー)、ジャンポール・ゴルチエ。ファッションシーンで旋風を巻き起こしてきた彼が今回挑むのは、ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」だ。自身のコレクションと2足の草鞋を履いて創り上げるショーの舞台裏はトラブルの連続だった。衣装合わせ、初のリハーサル、ダンサーの故障、演出のいざこざなどアクシデントに見舞われるゴルチエとそのチーム。制作が進むにつれて明かされるゴルチエの真実。愛するテディベアや親愛なるマリーおばあちゃん、唯一無二の恋人フランシス、1976年初のファッションショーの評価……本当のゴルチエが紐解かれる。マドンナ、ロッシ・デ・パルマ、カトリーヌ・ドヌーヴらゴルチエのミューズもカメオ出演。ファッション界の女帝アナ・ウィンターもなんと登場! 1970、80年代を彩ったヒットナンバー、豪華絢爛なオートクチュール、トップデザイナーが見せる仕事へのこだわりが詰まった制作秘話をドキュメント。果たして無事初日を迎えられるのか!?
作品タイトル:『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』
出演:ジャンポール・ゴルチエ、マドンナ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッシ・デ・パルマ、ナイル・ロジャース、マリオン・コティヤール
監督:ヤン・レノレ
2018 / フランス / フランス語・英語・スペイン語 / 96分 / カラー / 5.1ch / シネスコ / 原題:Jean Paul Gaultier: Freak & Chic / 字幕翻訳:宮坂愛 / 映倫区分:G
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
公式サイト:https://gaultier-movie.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/gaultier_movie
コピーライト:(C) CANAL+ / CAPA 2018
9月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマカリテほか全国公開
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