映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』予告解禁!山田涼介、内野聖陽よりコメントも到着!親子役での共演を振り返る

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成

実写映画『鋼の錬金術師』完結編二部作の後編『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日(金)公開)の予告映像が解禁された。

この予告編は、劇場で現在公開中の前編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』本編後に上映されているもの。
予告映像は、「色欲(ラスト)、強欲(グリード)、怠惰(スロウス)、暴食(グラトニー)、嫉妬(エンヴィー)、憤怒(ラース)、傲慢(プライド)。七つの感情をホムンクルスとして切り離してますます人間から遠ざかっているぞ」という、エルリック兄弟の父親であり物語の鍵を握るヴァン・ホーエンハイム(内野聖陽)の台詞から幕が上がる。対して、ホムンクルスの生みの親であり、不気味にもホーエンハイムと全く同じ見た目を持つ最後の敵“お父様”は「私は人間になりたいわけではない。完全な存在になりたいのだ」と表情もなく言い放ち、二人の間には不穏な雰囲気が漂う…。

前編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』では、悲しい過去を背負い額に傷のある謎の男“スカー”との対峙や、過去に繰り広げられた凄惨なイシュヴァ―ル殲滅戦での軍部の過ち、リン・ヤオ(渡邊圭祐)を始めとしたシン国の人々など新たに参加するキャラクターも見どころだが、それに続く原作の最終話までを描き切った『最後の錬成』では、人間を超越した完全な存在になることを目論む最後の敵 “お父様”とエドと仲間たちによる最終決戦がキャスト陣の迫真の演技、そして最新のCG技術を用いて迫力満点に描かれている。

予告映像には、主人公エドワード・エルリック(山田涼介)をはじめ、ウィンリィ・ロックベル(本田翼)、ロイ・マスタング(ディーン・フジオカ)、リザ・ホークアイ(蓮佛美沙子)、エンヴィー(本郷奏多)、キング・ブラッドレイ(舘ひろし)、セリム・ブラッドレイ(寺田心)らも登場。そして、ついに開かれる真理の扉の前には、禁忌とされる人体錬成を行い、肉体の全てを失ったアルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の本来の姿も。

果たして、エドたちは“お父様”による壮大な計画を阻止することができるのか?いよいよ”お父様”そしてホムンクルスたちとの戦いもクライマックス。最終決戦の果てにあるものとは?そして、エドとアル兄弟の旅の結末を、ぜひ劇場でお確かめいただきたい。

そして、主演の山田涼介、そして山田演じるエドの父・ホーエンハイム役と最後の敵”お父様”を演じた内野聖陽からのコメントも到着

山田は、父親であるホーエンハイムとして内野の参加が決まった時には、「髭などのビジュアル面で、どのように内野さんがホーエンハイムになっていくのか、ワクワク感がありました。現場でお会いした時には、原作から飛び出てきたんですかというビジュアルでした」と当時の心境を振り返った。

また、内野はホーエンハイムという役柄を演じるにあたって「この父と子の関係性は少し特殊で、情けないというか抜けたところがあるので、新鮮な感覚でした」と明かす。また山田の印象については、「山田さんの魅力が凄く出ている、格好良いエドの印象がありました。今回ご一緒して(演技が)自由自在なんですよ。そこがとても頼りがいがありました」と、座長・山田への絶大な信頼感を語った。

実際に撮影現場では、内野が山田自身の緊張を解いてくれた場面もあったという。「エドが父に暴言を吐くシーンがあったのですが、内野さんから”もっと来ていいよ”と言っていただいたので、遠慮なく演技できました。凄くありがたかったです」と山田が語ると、内野も「山田さんの(元々ある)礼儀正しさを抜いてほしくて、伝えました」と話しており、お互いリスペクトし合いながら演技プランを重ねていった。

完結編の中でも『最後の錬成』で山田は、エドと青年時代のホーエンハイムを、内野はホーエンハイムと”フラスコの中の小人”と、それぞれが複数の役柄を演じ分けた。山田は役柄の演じ分けについて、「ホーエンハイムの青年時代を演じたときに、喋りのテンポは内野さんを参考にしました。また、内野さんのほくろの位置も参考に描かせて頂きました(笑)」とエピソードを明かした。一方で内野も、山田が演じる青年時代のホーエンハイムについて「私の若い頃がこんなに色っぽくていいのかというくらい、魅力的でした」と語るように、お互いが様々な工夫を凝らしながら、演技に挑んだ様子がよく分かる。

前編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は公開中。後編『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は6月24日(金)全国公開。

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