ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』が6月25日(金)よりシネマート新宿ほかにて全国ロードショーとなる。
第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パラサイト 半地下の家族』で国際派スターへ躍進したソン・ガンホ。ノワール作品からコメディ、時代劇まで幅広い役柄に挑むカメレオン俳優として有名で、なかでもコミカルで人間味のある演技に定評があり、“ソン・ガンホの出演作にハズレなし”と言われるほど、映画ファンからの信頼も大きい。
今回は、そんなソン・ガンホの最新主演作と、過去の主演作からおすすめ大ヒット作をあわせてご紹介する。
『王の願い ハングルの始まり』6月25日(金)公開
朝鮮第4代国王・世宗の時代。これまで朝鮮には自国語を書き表わす文字が存在しておらず、上流階級層だけが特権として中国の漢字を学び使用していた。この状況をもどかしく思う世宗(ソン・ガンホ)は、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意。そこで、低い身分ながら何カ国もの言語に詳しい和尚シンミ(パク・ヘイル)とその弟子たちを呼び寄せ、協力を仰いだ。王を取り巻く臣下たちは、国の最高位である王様が最下層の僧侶と手を取り合い、庶民に文字を与えようとしている前代未聞の事態に激しく反発。逆境と葛藤のなか、世宗大王とシンミは民へ贈る新たな文字作りに突き進んでいく――
『パラサイト 半地下の家族』2020年公開
事業に失敗し計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク(ソン・ガンホ)、そんな甲斐性なしの夫に強く当たる母チュンスク、大学受験に落ち続けている息子ギウ、美大を目指すが予備校に通うお金もない娘ギジョン…キム一家は家族全員が失業中で、“半地下住宅”で貧しい生活を送っていた。ある日、長男ギウが留学する友人の代わりにIT企業の社長パク氏の大豪邸に家庭教師として雇われることに。パク一家の心を掴んだギウは、妹ギジョンも家庭教師として紹介し、キム一家は徐々にパク一家の“高台の豪邸”へと足を踏み入れていく。やがて2つの家族が交差した先に、想像を超える衝撃の光景が――。
『タクシー運転手 約束は海を越えて』2018年公開
韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材にしたヒューマンドラマ。タクシー運転手のマンソプ(ソン・ガンホ)は、通行禁止になる前に光州に入れば滞納している家賃を返せる金額の10万ウォンを支払うという言葉につられ、ドイツ人記者 ピーターを乗せて英語も分からぬまま一路、光州を目指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。“危険だからソウルに戻ろう”というマンソプの言葉に耳を貸さず、ピーターは大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り撮影を始める。しかし状況は徐々に悪化し、マンソプは1人で留守番させている娘が気になりはじめる…。
作品タイトル:『王の願い ハングルの始まり』
出演:ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソン、キム・ジュンハイ、チャ・レヒョン、タン・ジュンサン
監督・脚本:チョ・チョルヒョン『王の運命 歴史を変えた八日間』
2019年/韓国/韓国語/110分/5.1chデジタル/スコープサイズ/原題:「나 랏 말 싸 미/英題:The King’s Letters/字幕翻訳:福留友子
配給:ハーク
公式サイト:http://hark3.com/hangul/
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2021年6月25日(金)より、シネマート新宿 ほか全国順次公開
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