いよいよ12月11日(金)より公開となる映画『ハッピー・オールド・イヤー』は、実家の断捨離を決断した主人公が、その途上で家族や友人、元カレとその今カノまで巻き込んで展開する、“あるある”が満載のホロ苦《断捨離》ムービーだ。
このたび、本作が第93回米アカデミー賞国際長編映画賞のタイ代表に選出されることが決定。
これを祝し、誰もが処分に悩んだ経験がある!?“元恋人のモノ”にまつわるシーンを切り取った本編映像が解禁となった。
留学先のスウェーデンでミニマルなライフスタイルに魅了されたデザイナーのジーン。帰国後、実家の小さなビルをデザイン事務所に改装することを思い立ち、モノであふれた家の“断捨離”を始める。しかし、出て行った父を忘れられずにいる母と対立したり、親友からのプレゼントを捨ててしまい気まずくなったり…、リフォーム実現への道は前途多難。さらに、部屋が片付いて行くにつれモノにまつわる思い出が溢れだし、ジーンの心は千々に乱れていき…。
時は年の瀬、ジーンは新たな気持ちで新年を迎えることが出来るのか。
今回解禁された本編映像は、主人公ジーンが、元カレの荷物を小包にして送り返すシーン。家中にあふれるモノを一度はすべて捨てたジーンだったが、捨てることへの罪悪感から、友人に借りたままだったモノを返して廻ることに。しかし、留学に行ったことで別れてしまった元カレ・エムのカメラとフィルムだけは直接返しにいく決心がつかず、宅配便で送り返すことにするが…。
「この住所は近所だから歩いて行ける」という宅配の受付係に対し、無表情で「送ってください」と頑なに言い続けるジーン。その2人のやり取りが、絶妙な間合いも相まってクスっと笑ってしまうようなコミカルな場面となっている。しかし、輸送される小包を見つめるジーンの姿は、スッキリしたというよりはむしろ名残惜しそうにも見え、元恋人の荷物の処分に悩んだ経験がある人は共感してしまうだろう必見のシーンだ。
『バッド・ジーニアス危険な天才たち』で、演技初体験にしてタイ・アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝き、アジアにおける注目の若手俳優の一人に躍り出たチュティモン・ジョンジャルーンスックジン。本作では彼女のトレードマークであったロングヘアーを役作りのためにバッサリと切ってショートヘアーにするなど役と真摯に向き合い、女優としての新境地を開拓。
第14回アジア・フィルム・アワードでは、主演女優賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。
ストーリー
デザイナーのジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、スウェーデンに留学しミニマルなライフスタイルを学んで帰国する。かつて父親が営んでいた音楽教室兼自宅の小さなビルで、出て行った父を忘れられずにいる母、オンラインで自作の服を販売する兄と三人で暮らす彼女は、家を改装しデザイン事務所にすることを思い立つ。理想的な事務所にすべく、モノにあふれた家の“断捨離”を進めていく。一度は全てを手放そうとする彼女だったが、洋服、レコード、楽器、写真といった友達から借りたままだったモノを返して廻ることに。友達の反応は千差万別で、なかなか思うように“断捨離”は進まない。そんな時、かつての恋人エーム(サニー・スワンメーターノン)から借りたカメラを見つける。処分に困りながらも小包として送るが、受取を拒否され返ってきてしまう…。
第15回大阪アジアン映画祭 グランプリ(最優秀作品賞)
第49回ロッテルダム国際映画祭 Voices Main Programme選出
第10回北京国際映画祭 パノラマ部門正式出品
第25回釜山国際映画祭 A Window on Asian Cinema正式出品
第14回アジア・フィルム・アワード 主演女優賞・衣装デザイン賞ノミネート
作品タイトル:『ハッピー・オールド・イヤー』
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、サニー・スワンメーターノン、サリカー・サートシンスパー、ティラワット・ゴーサワン、アパシリ・チャンタラッサミー
監督・脚本・プロデューサー:ナワポン・タムロンラタナリット
撮影監督:ニラモン・ロス
編集:チョンラシット・ウパニキット
ラインプロデューサー・衣装デザイン:パッチャリン・スラワッタナーポーン
音楽:ジャイテープ・ラールンジャイ
原題:ฮาวทูทิ้ง..ทิ้งอย่างไรไม่ให้เหลือเธอ(英題:Happy Old Year)
2019年/タイ映画/113分/字幕翻訳:横井和子/字幕監修:高杉美和
製作:GDH559
協力:大阪アジアン映画祭 後援:タイ国政府観光庁
配給:ザジフィルムズ、マクザム
公式サイト:www.zaziefilms.com/happyoldyear/
公式Twitter:@happyoldyearJP
公式Instagram:@happyoldyearjp
コピーライト:(c) 2019 GDH 559 Co., Ltd.
12/11(金)シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
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