未来に明かりを灯そうとする3人の先生と、学びに目覚めた子どもたちを描くドキュメンタリー映画『世界のはしっこ、ちいさな教室』(7月21日(金)公開)の予告映像と場面写真が解禁された。
1億2,100万人。これは就学費用がない、近くに学校がない、学校に先生がいないなど、さまざまな理由から小学校で学べない子どもたちの数だ。日本でも大ヒットした『世界の果ての通学路』(12)の製作チームが、今度は世界の果ての先生に注目した。
識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師であり、2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ。バングラデシュ北部のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るために粘り強く戦う若きフェミニストのタスリマ。広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でありエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナ。
彼女たちが直面する困難も個性も三者三様。子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱だけを胸に、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と、信じる道を進み続ける。
今回解禁されたのは、3人の教師と生徒たちが学ぶ楽しさと大切さを改めて観客に教えてくれる笑顔溢れる予告映像。熱帯の僻地の村で新任にも関わらずいきなり30人以上の生徒を教えることになったサンドリ―ヌの、それでも「子供たちを前にしたら、どんな重圧も困難も忘れる」と奮闘する姿。水没した農村で船を教室代わりに「私の使命は教育だけでなく良き道に導くこと」と様々な家庭の事情で満足に教育を受けられない子供たちのために戦うタスリマ。「子供たちが自信を持てるよう導いていきたい」とシベリアの広大な雪原を移動しながら教鞭をとるスヴェトラーナ。環境は違えど3人の教師たちの子供たちの可能性を守ろうとする強い信念に心打たれる。
あわせて解禁された場面写真も、未来に灯りをともそうとする先生と子供たちの笑顔が眩しく、それぞれの場所で小さな夢がひとつ、またひとつと育っている瞬間が切り取られている。
作品タイトル:『世界のはしっこ、ちいさな教室』
出演:サンドリーヌ・ゾンゴ、スヴェトラーナ・ヴァシレヴァ、タスリマ・アクテル
ナレーション:カリン・ヴィアール『エール!』
監督:エミリー・テロン
製作:バーセルミー・フォージェア『世界の果ての通学路』
2021年/フランス映画/仏語・露語・ベンガル語/82分/原題:Etre prof/英題:Teach me If you can/字幕翻訳:星加久実
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:hashikko-movie.com
コピーライト:(C)Winds – France 2 Cinéma – Daisy G. Nichols Productions LLC – Chapka – Vendôme Production
7/21(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
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