2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームを映画化し、第56回金馬奨で主要12部門ノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞を成し遂げた『返校 言葉が消えた日』の初日が7月30日(金)に決定した。
この度解禁された予告編では、冒頭「自由が罪になる時代」と重々しいナレーションとともに、セピア色に近い、物悲しくも美しい映像で観客を1962年台湾の凄惨な粛清の時代へと誘い込む。舞台である翠華高校では“秘密の読書会”が開かれ、生徒たちは「密かに、禁じられた本」を読み続けた。しかし、いつか自由になる日が来ることを夢見ていた人々の希望を打ち砕く様に、男子生徒が軍に暴力をふるわれ、強制的に連れ去られてしまうのだった。
台湾の白色テロ時代。1947年の二・二八事件以降の戒厳令下において、蒋介石率いる国民党が反体制派に対して政治的弾圧を行った。それから40年もの間、国民に相互監視と密告が強制され、多くの人々が投獄、処刑された暗黒の時代。翠華高校3年のファン・レイシン(ワン・ジン)と後輩のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)は、悪夢のような光景が次々と待ち受けるなか、消えた同級生と先生を探す。密告者は誰なのか。奇妙な空気に満ちた世界は、ゲーム「返校 -DETENTION-」の世界に迷い込んだかのように、一気にクライマックスまで誘う。
『悲情城市』や『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』に続き、白色テロ時代を描いた衝撃のダーク・ミステリー『返校 言葉が消えた日』は7月30日(金)公開。
ストーリー
1962年、蒋介石率いる国民党の独裁政権下の台湾では、市民に相互監視と密告が強制されていた。翠華高校に通う女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が放課後の教室で眠りから目を覚ますと、何故か学校には誰もいなくなっていた。校内を一人さ迷うファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで、秘かに彼女を慕う男子学生のウェイ・ジョンティンと出会い、協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。消えた同級生や先生を探す二人は悪夢のような恐怖が迫るなか、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていく―。
作品タイトル:『返校 言葉が消えた日』
出演:ワン・ジン、ツォン・ジンファ、フー・モンボー、チョイ・シーワン、チュウ・ホンジャン
監督:ジョン・スー
原題:返校/2019年/台湾/カラー/103分 R-15+
宣伝プロデュース:ブレイントラスト
配給:ツイン
公式サイト:henko-movie.com
公式Twitter:@henko_movie
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7月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
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