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『返校 言葉が消えた日』本編映像解禁!花江夏樹と小野賢章より応援コメント到着「もう一度ゲームをプレイしたくなる映画」

『返校(原題)』

2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームを映画化し、第56回金馬奨で主要12部門ノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞を成し遂げた『返校 言葉が消えた日』(7月30日(金)公開)より、本編映像シーンと、本作の原作ゲーム実況でもお馴染み、花江夏樹と小野賢章からの応援コメントが公開された。

1962年、独裁政権のもと国民のあらゆる自由が制限されていた台湾。ある高校で政府が禁止する本を密かに読む読書会が開かれていた。だが、遂に国家の手による迫害事件が起きてしまう。その陰には、哀しい密告者の存在が─。
台湾人が忘れてはならない負の歴史をストーリーに取り入れるという大胆な発想で大ヒットとなったホラー・ゲームを元に、迫害事件の謎解きと、青春を奪われた若者たちの切ないドラマが交錯する。

この度解禁となったのは、「人間は生まれつき自由であるべきだ」と信じる男子学生のウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)やその仲間の生徒たちが、暖かな日差しの差し込む学校の備品室に集まり、密かに発禁本を読む読書会を開いている本編映像シーン。歴史教師で3年愛組の担任のイン先生は「タゴールはインドの偉大な詩人ではあるけど、植民地主義を批判した思想家よ。」と、ノーベル文学賞にも輝いたラビンドラナート・タゴールの「迷い鳥たち」の朗読を始める。“この葉は愛を知ると…”

本作の監督ジョン・スーは「ゲームでの中では全く同じ詩が、プレーヤーが見つけるぼやけたチャン先生の写真の上に書かれていました。これによって私はゲーム開発者がなぜこの詩を引用したのかを考えるアイデアが得られました。」と明かし、本作の中でも「迷い鳥たち」が重要な意味を持つ書籍だということが分かる。

そして、この平穏な時間は、ウェイ・ジョンティンの回想シーンだったことが示唆され、「人間は生まれつき自由であるべきだ。それを信じる僕たちは、学校の備品室に集まって、発禁本から一語一句を書き写した。そう、皮肉なことに自由が罪になる世界で僕たちは生きていた。発禁本を読むと、命を落とす時代だ。」と語る。
危険だということを知りつつも、抑圧された世界で自由を信じ、発禁本を読むウェイ・ジョンティン達。そしてシーンは一転、光を失う。

1962年、台湾は戒厳令下の時代
反政府的な言論や 自由を提唱する書籍は 固く禁じられていた
違反者は処罰され
死刑も執行された

と、ナレーションとともに、不気味な音が鳴り響く…。

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