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『ひらいて』誰にも言えない「女の子のホンネ」が爆走…予告&ポスタービジュアル解禁!主題歌は大森靖子が担当

ひらいて

芥川賞作家・綿矢りさが、高校生の思いつめた恋心、暴走する想いを描き、人間の根源的な愛を問う同名小説を、首藤凜の脚本・監督で映画化した『ひらいて』(10月22日(金)劇場公開)の予告映像とポスタービジュアルが解禁された。

学校でも優等生でビジュアルも良く人気者の「愛」。恐れを知らない彼女の熱い恋心は、彼の「恋人」にまで向けられ、物語は三角関係だけにとどまらない方向へと進んでいく…。

公開された予告映像は、自分の中で膨らんでいく恋心を悟られないよう、さりげなくたとえに接近し、自然と距離を詰めようとする愛の様子から始まる。自分以外の誰もが気づいていないだろう彼のさりげない魅力に惹かれている愛の視線は、日々たとえに向けられていた。

そんなある日、彼には秘密の恋人・美雪がいることを知る。ずっと想いを寄せていたたとえに予想外の恋人がいたことを知った愛は、その関心を彼女にも向け、校内での交流に留まらず休日も美雪を遊びに誘うのだった。愛の真意を知る由もない美雪はどんどん愛のペースに引っ張られるが、ゆっくり時間をかけて愛情をあたためてきたたとえと美雪の絆は強く、愛が入り込む余地はない。

振り向いてくれないたとえ、的外れな主張をしてくる美雪に苛立ち、愛の欲望は想像し得ない方向に暴走していく。映像には、たとえの父を力強く殴る愛や、夜の教室で静かに愛に近づくたとえの姿が映し出される。それぞれの心が揺れ動く複雑な三角関係、愛の狂気的な恋心の行き着く果てとはー。

この予告解禁に伴い、本作の主題歌を大森靖子が担当していることも明らかになった。映像には、大森が本作のために書き下ろした楽曲「ひらいて」が使用されている。

大森は「恋がしたいという最悪な感情が、暴発する自分の中の何かを誰かにぶつけてみたいという感情が、世に蔓延る恋愛感情と呼んでいいものなのだろうか?相手も、性別も、自分と他者の境界すら必要なかったり、逆に自分以外の全てが気持ち悪かったり、その全てをひらいて足掻く瞬間は、どんなに無様で、一般的に”失恋”や”修羅場”などと呼ばれる事象であったとして、美しいものだから。恋がしたい、恋がしたい、恋がしたい、最悪。アンバランスにバランスをとってその季節を生き抜いてきたことを映画を見て思い出し、楽曲にしました。編曲はsugarbeans。映画のためだけに、せーので録音しました。」と楽曲の制作について語っている。

さらに、解禁されたポスタービジュアルは、愛、たとえ、美雪がありえないカタチで交錯していく恋の物語を予感させる。

彼の存在だけで胸が苦しくなる。彼のさりげないしぐさ、まなざしで心は完全に支配され、何気ない会話だけで生まれて初めての幸せを感じ、日常で彼のことを目で追いかけてしまう。彼の全てが欲しい。少女の止められない恋心は、「もう同じ様に人を愛することなんてできない」という境地にまで至り、狂うほどに恋をしたことがある人達の共感を呼びそうだ。

『ひらいて』は10月22日(金)全国ロードショー。

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